学校日記

夢なき者に成功なし

公開日
2020/03/30
更新日
2020/03/30

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ 

昨日の「中日新聞」に、静岡県下田市を紹介するコーナーがありました。
下田といえば、「日米和親条約」の細かい規則を定めた「下田条約」が
調印されたところとして有名です。
もちろん、「ペリーゆかりの地」です。 

江戸時代末期、ペリーが「黒船」で下田に来た時、
アメリカに渡ろうとして「黒船」に乗り込んだすごい日本人がいます。
ペリーは、その人物のことを、
「知識を得るために命をかけた教養ある日本人」と記録しています。

その人こそ、吉田松陰(しょういん)です。
吉田松陰は、この事件(当時は鎖国でした)で幕府につかまり、
最終的に、長州藩(今の山口県)の実家に、
蟄居(ちっきょ)の身となります。

蟄居とは、「閉じ込められて外に出られないこと」と辞書にあり、
さらに「江戸時代に武士に課せられた罰の一つ」とあります。

吉田松陰は、その時に家族に『孟子』を説き、
さらには隣に「松下村塾」を建てました。
その松下村塾で、幕末の志士である高杉晋作や
後に初代内閣総理大臣となった伊藤博文などの若者達を育てました。

「家に閉じ込められた身」だからこそできた
まさに「歴史的な偉業」なのです。

私たちも、今、「新型コロナウイルス感染症」で、
外出を極力「自粛」していますが、
吉田松陰のように、
自宅で、「最大限の努力」をしたいものですね!
「志(こころざし)」があれば、できます!

吉田松陰の詳細はココをクリックしてください。
松下村塾の詳細はココをクリックしてください。
静岡県下田市の歴史はココをクリックしてください。

吉田松陰の言葉 

百年の時は一瞬にすぎない
君たちはどうか
いたずらに時を過ごすことのないように


下の言葉も、とても有名です。
あの渋沢栄一をはじめとして、
多くの人たちが「座右の銘」としてきた言葉です。
(写真出典 Yahoo!画像)