新聞を読もう!
- 公開日
- 2020/03/29
- 更新日
- 2020/04/18
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
皆さんの家庭の多くが、新聞をとっていると思います。
とっていなくても、中日新聞「鳥居新聞店」さんのご好意で、
3年生の教室には、必ず新聞があります。
ぜひ、「新聞を読む習慣」をつけてください。
最初は、スポーツ欄でも何でもいいので、
必ず、毎日、新聞を手にとる習慣をつけましょう!
新聞を読む習慣がついたら、次のステップです。
明治大学の斎藤孝教授は、
その著書『新聞で学力を伸ばす』(朝日新書)で、
次のような提案をしています。
1 新聞記事を切り抜く。(スクラップ)
2 その記事を要約する。
3 新聞から得た「事実」をもとに、
自分なりの意見や見解を30秒で説明する。
これを繰り返すだけで、国語の力が、格段に伸びるそうです。
それとともに、斎藤教授は、
「新聞が伝えているのは社会そのもの。
新聞を読むということは、社会とつながること、
生きる力を養うこと」
とも、述べています。
色々なテレビ番組に出演しているジャーナリストの池上彰さんは、
なんと、1日に7種類(7紙)の新聞を読んでいるというから驚きです!
私は、中日新聞と読売新聞の2紙だけですが、
この2つを読み比べるだけでも、同じ事柄や事件でも、
新聞によって、ずいぶんと「表現が違うなぁ…。」と思います。
池上さんは、著書『情報を活かす力』(PHPビジネス新書)で、
こう述べています。
「インターネットで情報を収集する場合は、
自分にとって都合のよい情報しか集めようとしない傾向があり、
これでは見識が広がらない。
ネットでの情報収集は、視野がどんどん狭(せば)まってしまう。
これを回避するためにも、新聞などで、自分と違う意見や見方を
吸収する必要がある。」
新聞を読むことの大切さを、今一度、再認識して、
今日から、しっかり新聞を読む習慣をつけましょう!