学校日記

<校長室の窓> 思いやりの連鎖

公開日
2020/03/19
更新日
2020/03/19

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

私は、これまでは、「台風」の時ぐらいしか、
校長室で「テレビ」を見ることはありませんでした。

「新型コロナウイルス感染症」が問題になってからは、
勤務時間が終わり、夕方になると、短い時間ですが、
テレビをつけて「新型コロナウィルス」の最新のニュースをチェックし、
情報収集をするようになりました。

昨日のNHKのニュース番組で、
岡崎市立岡崎小学校の子ども達の取組を見た時は、
感動で涙が出ました。

以下、その概要です。

「僕たちは応援しています!」
「あともう少し頑張ってください!」
「コロナウイルスに負けないでください!」

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の
新型コロナウイルス感染者等(128人)を3週間受け入れている
岡崎市にある「藤田医科大岡崎医療センター」のすぐ目の前にある
岡崎市立岡崎小学校の子ども達が、
医療センター滞在者(含感染者)や医療センターのスタッフに、
「励ましのメッセージ」を書き込んだ「寄せ書き」を贈った。

「頑張って!という気持ちを伝えたい」と、
児童たちが、自主的に取り組んだ。
医療センター関係者が、2月28日夜に岡崎小を訪れて、
その「寄せ書き」を、校長から受け取った。

岡崎小の児童らをめぐって、塾で他校の児童に、
「コロナ小学校」と、からかわれ、傷ついた子もいるという。
「私たちもつらい思いをしたけど、
 感染した人は何千倍も苦しいのではないか」と声を上げた児童らが、
他のクラスや他学年に協力を呼びかけて、作ることになったという。

その後も、高学年の全クラス(350名)が取り組み、
「コロナに負けないで!」
「お医者さんや看護師さんも頑張ってください!」
また、外国人の人にもわかるようにと、
「Do your best!(最善を尽くして)」
などと書いたメッセージカードを色画用紙に貼って、
「寄せ書き」を作った。

その「寄せ書き」の原本や「そのコピー」は、
医療センターの様々な箇所に貼られ、
滞在者(含感染者)も医者・研究者・看護師などのスタッフも、
それを見て、とても勇気づけられた。

という内容でした。
本当に素晴らしいですね!

今日は、岡崎小の卒業式が終わった後、
運動場に、医療センターのスタッフが来て、
「お礼」として花(黄色いチューリップ)を贈ったそうです。
黄色いチューリップの「花言葉」は「思いやり」です。

岡崎小学校の校長先生の「思いやりの連鎖」という言葉が、
とても印象に残りました。

※番組の動画は、ココをクリックしてください。

私たちも、今、自分たちがやれることを実行していきましょう!

(写真は中日新聞のWEBサイトより)