学校日記

<校長室の窓> 雨に日には 雨の中を

公開日
2020/03/10
更新日
2020/03/10

校長室の窓(〜2020年度)


© 相田みつを美術館
相田みつを氏の作品の本校HPへの掲載は、
相田みつを美術館から許可をいただいています。

南中生の皆さんへ

今日は、朝から雨でしたね。
しかも、冷たい雨でした。
そして、風も強かったですね。
こういう日に思い出すのは、相田みつを氏の上の言葉です。

この言葉の意味を、
著書『ただいるだけで』PHP研究所の中で、
相田みつを氏ご自身が解説しています。(以下引用)

暖かい春の陽ざしを
ポカポカと背中に受けて
平らな道をのんびりと歩いてゆく…
そんな調子のいい時ばかりはないんだな

あっちへぶつかり
こっちへぶつかり
やることなすこと
みんな失敗の連続で
どうにもこうにも
動きのとれぬことだってあるさ、

当てにしていた
友達や仲間にまで
そッポむかれてさ
どっちをむいても
文字通り八方ふさがり…
四面楚歌ッてやつだな

それでも
わたしは自分の道を自分の足で
歩いてゆこう
自分で選んだ道だもの…

雨の日には雨の中を
風の日には風の中を

涙を流すときには
涙を流しながら
恥をさらすときには
恥をさらしながら

口惜しいときには
「こんちくしょう!」と
ひとり歯ぎしりを咬んでさ
黙って自分の道を歩きつづけよう

愚痴や弁解なんて
いくら言ったッて
何の役にも立たないもの…

そしてその時こそ
目に見えないいのちの根が
太く深く育つ時だから

何をやっても思うようにならない時
上にのびられない時に
根は育つんだから…

雨の日には雨の中を
風の日には風の中を… 
(引用終わり)

「新型コロナウィルス感染症」による休校で、
校舎のどこに行っても、私が大好きな南中生の姿がない…。
こんな「寂しい思い」「悲しい思い」をした経験は、
長い教師生活の中でも、初めてです。

私の心の中で、
雨がふり、風が吹いています。

でも、悲しんでいるわけにはいかない。
今こそ、南城中学校の教職員全員が「ワンチーム」になって、
この難局を乗り越えなければいけない!
そう、心に刻んで、
校長として「最善を尽くす時」と考えています。

まずは、3月12日(木)の出校日に、
南中生の元気な「笑顔」を見たい!
楽しく「話」がしたい!
私だけでなく、すべての教職員が、そう思っています。