<校長室の窓> スマホ・ゲームから子どもを救いましょう!
- 公開日
- 2019/12/04
- 更新日
- 2019/12/04
校長室の窓(〜2020年度)
保護者の皆様へ
先日、読売新聞の朝刊に、
大変ショッキングなデータが、載っていましたので、ご紹介します。
(以下引用)
若者の「ゲーム依存」に関する初めての「全国実態調査」の結果が、
今年11日27日に公表され、
10〜29歳の5人に1人が、
平日に3時間以上ゲームをしていることが分かった。
生活や健康への影響も浮き彫りになり、
国は、来年度からゲーム依存への対応を強化する方針だ。
調査は厚生労働省の事業の一環で行われ、
今年1〜3月、国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県)が実施。
10〜29歳の5096人から回答があり、
そのうち直近1年間でゲームをした4438人に実情を聞いた。
平日にゲームに費やす時間を聞く質問で、
1時間以上は60.0%に達した。
3時間以上と答えた人は18.3%に上り、
男女別では、男性は24.6%、女性は10.4%だった。
休日に3時間以上ゲームをする人の割合は37.8%だった。
全体の2割以上が、
「ゲームをやめなければいけない時にやめられないことがあった」
と回答した。
また、2.8%は平日6時間以上ゲームをすると回答し、
そのうち2割以上が、
「学業に悪影響が出たり、仕事を失ったりしてもゲームを続けた」
「勉強や仕事、友人との付き合い、家族の行事よりゲームの方が大切」
などと答えた。
6時間以上と答えた人の約4割は、
頭痛や睡眠障害などを抱えてもゲームを続けたという。
世界保健機関(WHO)は今年5月、
「ゲーム依存症」を精神疾患の一つとして位置づけたが、
治療のための指針はまだない。
同センターの樋口進院長は、
「スマートフォンの普及でオンラインゲームにのめり込む若者が増え、
日常生活への悪影響が出ている。相談を受ける人や治療する医師向けの
指針や手引を作るなど、態勢を整える必要がある」
と指摘。
厚労省は来年度から、地域医療に携わる医師らに対して、
アルコールや薬物、ギャンブルをテーマに行う実務者研修を、
ゲーム依存にも広げる方針だ。
(引用終わり)
この国立病院機構久里浜医療センターの樋口進院長が、
今年の10月20日に出された本が、大変注目を集めています。
少年写真新聞社から出版されている本で、
『Q&Aでわかる子どものネット依存とゲーム障害』です。
この本の内容は、
第1章 スマホなどによるネット依存の基礎知識
第2章 保護者支援とその方法
第3章 ネット依存から脱却するために
第4章 受診から治療まで
第5章 ネット依存の予防はスマホ対策から始めよう
となっています。
本校では、
「スマホ・ゲーム等は、1日1時間未満にすること!」
と指導しています。
この問題で、お悩みの保護者の方には、この本は「お勧め」です。
学校と家庭が連携して
子どもをスマホ・ゲームから救いましょう!