学校日記

<校長室の窓> ONE TEAM

公開日
2019/11/26
更新日
2019/11/26

校長室の窓(〜2020年度)


名畑雅彦氏の作品の本校HPへの掲載は、
名畑雅彦氏から許可をいただいています。

南城中学校 3年生の皆さんへ

「第5回テスト」、本当にお疲れ様でした。
よく頑張りましたね!
今日は、思い切り遊んでくださいね!(風邪をひかないようにね!)


さて、アジア初開催のラグビーW杯日本大会で、
「ONE TEAM」の理念は、世界に広がりました。

もともと、この言葉が脚光を浴びたのは、
1995年の南アフリカ大会です。
アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃後の自国開催で、
南アフリカが初出場・初優勝を飾ると、
「ワンチーム」「ワンカントリー」のチームスローガンが、
国内外で称賛されたのです。

南アフリカチームを率いて、2007年大会を制し、
昨季までトヨタ自動車を指揮したホワイト元監督は、
この4月、予言するかのようにこう語りました。

南アフリカは、W杯を制覇して国が変わり、政治が変わった。
それまで考えつきもしなかった白人と黒人の人種融和は、
ある日突然、訪れた。
日本大会も、ラグビーを通じて人々が結びつき、
特別な価値観が生まれる「素晴らしい機会」になるはずだ!

本当に、その通りになりました。
今大会が、南アフリカ優勝で閉幕したことは、
ワンチームの物語を、より味わい深くしていると思います。

「一つになれば、何かを成し遂げられる!」
このワンチームの理念は、「受験」にも言えるのではないでしょうか。
受験は「団体戦」なのです!
みんなで、授業を盛り上げて、みんなで「学力」を高めましょう。
数学が得意な人は、苦手な人に教えてあげましょう。
人に教えることで、自分の力をさらに鍛えることができるのです。
英語が苦手な人は、得意な人に、勉強法を教えてもらいましょう。
「助けて!」って、言っていいのです。
そうやって、みんなで励まし合って、頑張っていきましょう!
皆さんの「学級」も「学年」も、
「ワンチーム」となれば、必ず、一人一人が力強く前進できます。


私も、この南城中学校が、「ワンチーム」「ワンスクール」となるよう、
全力で頑張ります!