<校長室の窓> 決断力
- 公開日
- 2019/11/08
- 更新日
- 2019/11/08
校長室の窓(〜2020年度)
保護者の皆様へ
ある教育雑誌に、興味深い文章がありましたので、ご紹介いたします。
(以下引用)
将棋界で、現在最強の棋士といわれるのが、羽生善治だ。
彼の著書に『決断力』という本があるが、
書かれている内容は、単に将棋の世界だけでなく、
どの分野にも通用することばかりなので面白い。
「将棋は自分との孤独な戦い」であり、
「将棋を指す上で一番決め手になるのは決断力だ」と著者は言う。
最終的な決断を下すのは自分しかいない!
という意味での孤独感と重圧は、想像に難くない。
それでは、羽生氏は、どのようにして決断を下すのだろうか。
彼は、決断をするための「判断材料=情報」について、
「判断のための情報が増えるほど正しい決断ができるようになるか
というと、必ずしもそうはいかない」
「直感によって閃いた手のほぼ7割は、正しい選択をしている」と、
直観の重要性を指摘する。
誤解してはいけないのは、
ここでいう直観とは、
「経験」や「知恵」、あるいは「感性」に裏打ちされたものであり、
単なる「山勘」とは違うということである。
直感力のもとになる感性は、
多様な経験によって総合的に研ぎ澄まされていくものだそうだ。
(引用終わり)
いかがでしょうか。
子どもたちには、ご家庭での色々な経験・体験の中で、
ぜひ、「感性」を磨いてほしいと願っております。
また、ご家庭において、子どもたちに、
自分で考えさせ、自分で決めさせて、決めたことに責任を持たせることを
普段から行っていただきたいと思います。
そうすることで、
「感性」「直感力」ひいては「決断力」が培われると考えます。
3年前、『結局、「決められる人」がすべてを動かせる』という本が
大ベストセラーになりました。
たとえ、小さな決断でも、それが大きな結果を引き寄せると言われます。
子ども達には、小さなことでも、
「自分で決めさせる!」ことが大切と考えます。
釈迦に説法をお許しください。
※羽生氏の詳細は、ココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)