<校長室の窓> 食べるということ
- 公開日
- 2019/07/18
- 更新日
- 2019/07/18
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
毎日、朝・昼・晩と3食の食事をいただけること。
本当にありがたいことだと思います。
昔からよく言われる言葉に、
一滴の水にも天地の恵みに感謝し、
一粒の米にも万民の労苦をしのび、
ありがたくいただきます。
があります。
皆さんは、感謝しながら食べていますか。
「落ち込んで食欲が出ない」
「無理にダイエットする」
という人には、次の言葉を贈ります。
「食べる」という字は、
「人」を「良くする」と書きます。
特に、朝ごはんをしっかり食べましょうね。
保護者の皆様へ
最近、私は「育児書」を好んで読みます。
教育の原点が、そこにあるからです。
子ども向け番組や講演活動などで栄養指導をするなど、
多方面で活躍中の東洋大学講師・太田百合子先生が、
育児に悩む親向けに書いた記事を見て、とても興味をもちました。
幼児を対象として書かれた記事ではありますが、
中学生に対しても、共通する部分があるのではないかと思うのです。
以下、抜粋です。
よく食べる子の7つの法則
■生活リズムが整っている
食欲を引き出すには「おなかがすいていること」が第一。
よく食べる子のほとんどが、
「早起き」「早寝」の生活リズムになっていて、
時間を決めずにだらだら食べている子はいません。
■日中はたっぷり体を動かしている
運動量が増えると自然と空腹になります。
なるべく外に出るのがおすすめ。
庭や近くの公園で遊ぶといいでしょう。
■メニューの形・やわらかさにバリエーションがある
よく食べる子の食事は、1食のメニューに味つけや大きさ、
かみごたえなどにバリエーションがあるのが特徴的。
■食事に集中できる環境がつくられている
食事に集中できるよう、テレビは消し、おもちゃは片づけましょう。
中でも、よく食べる子に共通していたのが、
テレビをオフにしていたこと。
「親もスマホを食卓に持ち込まない」という家庭もありました。
環境づくりは大切です。
■親が常に笑顔でいる
よく食べる子の親が心がけていたのが“楽しい雰囲気”づくり。
子どもが思うように食べてくれないとイライラしてしまいがちですが、
そこはぐっとこらえて笑顔を見せるようにしましょう。
「食べること=楽しいこと」だということを、
子どもにインプットさせることがポイントです。
また、心と満腹中枢は関係しているので、
親にしかられたり、プレッシャーを感じたりすると、
子どもの食欲は、たちまちダウンしてしまいます。
■大人と一緒に食べている
子どもにとって、“大人と同じ”が楽しいのです。
まわりの影響で食べたい気持ちになったり、
食べ方を学んだりすることが多くあります。
子どもだけ先に食べさせているなら、
ママやパパもで、きるだけ同じ食卓につくのがおすすめ。
食べる動作と「おいしいね」を共有しながら、
親子で一緒に食べるといいですね。
■子どもの意思を尊重する
完食しやすい量を盛りつける、使う食材や食器を選ばせる…など、
子どもの「これがいい」「やりたい」という意欲に寄り添うと、
より食欲がアップします。好みや希望を尊重してみましょう。
釈迦に説法をお許しください。
太田百合子先生の詳細は、ココをクリックしてください。