<校長室の窓> 田辺聖子氏から学ぶ
- 公開日
- 2019/06/13
- 更新日
- 2019/06/13
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
芥川賞作家の田辺聖子氏が、6月6日、91歳で亡くなりました。
今日は、その田辺聖子氏の言葉を紹介します。
やってみたら、またべつの力も出てくる。
人間は変わる。
倍々ゲームみたいに、変わった分の大きさでまた変わるから、
度合いがだんだん大きゅうなっていく。
<解説>
「またべつの力も出てくる」のは、「何か違う力が必要な場面」です。
往々にしてこのシーンは、
目の前に「壁」が立ちふさがった時といえるでしょう。
「壁」を越えようと真剣に考える。
そして工夫と努力を積み重ねる。
それが「べつの力」です。
「倍々ゲーム」は、次のたとえがわかりやすいと思います。
雪だるまを作るとき、まず雪玉を転がして大きくする。
転がって雪が少しずつ付着して面積を大きくし、
次の一転がりの時には、
その前に転がった一転がりよりも多くの雪が付着する。
そしてどんどん大きくなっていく。
最初は大変かもしれませんが、最初さえ神経を集中させて回せば、
後は比較的スタート時のような労力はかからないのです。
とにもかくにも、実行し、そして結果が出るまでやり遂げること。
それが大切であることを、この言葉は、教えてくれています。
※田辺氏の詳細は、ココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)
