<校長室の窓> 寺本明日香選手から学ぶ
- 公開日
- 2019/05/20
- 更新日
- 2019/05/20
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
女子体操の寺本明日香選手が、NHK杯の個人総合で優勝しました。
3年ぶり3度目の優勝です。
10月にドイツで開かれる世界選手権の切符を手にしました。
私は2年前、愛知県豊田市にある「スカイホール豊田」で行われた
「2017豊田国際体操競技大会」で、彼女の演技を観戦しました。
前回の世界選手権で金メダルを獲得した村上茉愛選手の「床」は、
本当に「華(はな)」がありました。
同じく前回の世界選手権で個人総合3位に入った
白井健三選手の「跳馬」は、
人間技とは思えないすごい演技でした。
しかし、私が、2年前のこの大会で一番印象に残ったのは、
この2人ではありません。
地元愛知県出身の寺本明日香さんの演技でした。
寺本選手の「平均台」の演技は、とても安定していて、
「風格」のようなものを感じました。
わずか10センチの幅ですから、他の選手は次々と落下していましたが、
寺本選手は、とても落ち着いて、安心して見ることができました。
そして、銅メダルを獲得しました。
「すごい精神力だな!」と思うと同時に、
「以前、ある教育誌に、彼女へのインタビューが載っていたな…。」
ということを思い出しました。
その内容を紹介しますね。
(以下引用)
疲れていて、なんとなく練習に行きたくないという日はあります。
でも、小学1年生から体操を続けてきたので、
毎日の練習が習慣になっていて、足が勝手に向かうんです。
そして、行ってしまえば、練習するしかない!という感じです。
高校2年生の時、海外遠征で、7月は学校に行けなかったのです。
8月の2週目くらいに帰国したら、
家に宅急便が届いていて、開けたら夏休みの宿題でした。
何事も、中途半端は嫌なので、やるならやる!
残りの夏休みは2週間ぐらいでしたが、
学校が始まるまでに宿題を終わらせて、全部提出しました。
モチベーションは、誰でも上下するものだと思います。
大事なことは、
「底の部分にいる時にどう考えるか」なのだと思っています。
(引用終わり)
実にしっかりとした考えを持っていますね。
何事も、「心の持ち方一つなんだ!」と彼女の言葉から学びました。
彼女なら、東京オリンピックでも活躍してくれることでしょう!
※寺本選手の詳細は、ココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)