学校日記

<校長室の窓> 思考の整理学

公開日
2019/04/09
更新日
2019/04/09

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

外山滋比古(とやましげひこ)先生の『思考の整理学』は、
東大生に一番読まれた本として有名で、
225万部以上の超ベストセラーになっています。
その中で、南中生の皆さんにぜひ紹介したいのは、次の言葉です。

平常の生活で、頭が忙しくてはいけない。
人間は、自然に、頭の中を整理して、
忙しくならないようになっている。
睡眠である。

眼ってからしばらくすると、
レム(REM)睡眠というものが始まる。
マブタがピクピクする。
このレムの間に、頭はその日のうちにあったことを整理している。
記憶しておくべきこと、すなわち、倉庫に入れるべきものと、
処分してしまってよいもの、忘れるものとの区分けが行われる。
自然忘却(しぜんぼうきゃく)である。

朝目をさまして、気分爽快(そうかい)であるのは、
夜の間に、頭の中がきれいに整理されて、
広々としているからである。

何かの事情で、それが妨げられると、
寝覚めが悪く、頭が重い。

朝の時間が、思考にとって黄金の時間であるのも、
頭の工場の中がよく整頓されて、
動きやすくなっているからにほかならない。

いかがですか。
脳科学者の茂木健一郎氏も、
「朝は脳のゴールデンタイム!」と言っています。
部活動で疲れていたら、夜は早く寝て、
翌日の朝、早く起きて勉強するという方法も、良いかと思います。

私も、中学3年生の時、11月まで部活をしていました。
私は、いつも、夜は比較的早く寝て、
朝5時に起きて7時まで2時間勉強するという「朝型人間」でした。
皆さんも、「自分に合った方法」を、考えてみてくださいね。

※外山滋賀比古先生の詳細は、ココをクリックしてください。