<校長室の窓> 平尾誠二氏から学ぶ
- 公開日
- 2019/01/16
- 更新日
- 2019/01/16
校長室の窓(〜2020年度)
保護者の皆様へ
今年、ラグビーのワールドカップが、
日本で開催されることになっており、
その話題が、連日のようにマスコミで報道されています。
私は、そのたびに、平尾誠二氏のことを思い出します。
彼は、「ミスター・ラグビー」と称され、
日本ラグビー界を代表するスター選手として活躍しました。
そして、指導者としても素晴らしい実績を残しました。
彼は、2016年10月、胆管細胞癌で亡くなりました。
53歳の若さでした。
彼の葬儀で弔辞を読んだは、
2012年ノーベル医学・生理学賞を受賞した
京都大学ips細胞研究所の山中伸弥博士です。
山中博士は、平尾氏と同学年で友人であり、
病名告知の後、号泣したそうですが、
その後、約1年間、新しい治療法を試みることを通して、
医学的支援を考え、一緒に戦ったそうです。
でも、「助けることができなくてごめん」と、
故人への想いを、弔辞で述べたそうです。
ある民放のテレビ番組で、
その山中博士が、平尾氏との思い出を語ったことがありました。
その中で、山中博士が若い研修者をなかなか上手に叱れなかった時に、
平尾氏から教えてもらった「人を叱るときの4つの心得」を語りました。
1 プレー(行動)は叱っても人格は責めない。
2 後で必ずフォローする。
3 他人と比較しない。
4 長時間叱らない。
確かに、人を叱る時には、大切にしたい心得だと思いました。
この心得があれば、叱られた人は、
納得して、「今度は頑張ろう!」と思うでしょう。
私は、わが身を恥じました。
全教師が「教訓」にしなけばならない!と思います。
保護者の皆様には、子育ての参考にしていただければ幸いです。
釈迦に説法をお許しください。
※平尾誠二氏の詳細は、ココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)