学校日記

<校長室の窓> 一寸千貫

公開日
2018/12/06
更新日
2018/12/06

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

一寸千貫(いっすんせんかん)
これは、大工さんたちが大切にしている言葉です。

一寸は、昔の長さの単位で約3.3センチです。
つまり、これは一辺が3.3センチの角材ですが、
これを垂直に立てて使えば、
千貫(約3750Kg)の重みに耐え得るのです。

「一寸千貫」とは、
「柱は真直ぐに立てんといかん!」という意味なのです。
真直ぐほど強いものはない。
たとえ、3倍・4倍・5倍の太さがある角材でも、
斜めに使ったり、くの字に曲がっていたりすれば、
長期間の重みには耐えられず、折れてしまう。
そういうことをいった言葉です。

人も同じです。
真直ぐに立つ。胸を張る。前を見る。
こんな姿勢や行動をすれば、
体や心に力が湧き、
辛いこともへっちゃら(平気)に乗り越えることができる。

正しいことを正々堂々と正しくやる。
間違っていると思ったら、
相手が先生だろうと、お家の人だろうと他の大人の人だろうと、
「それ違うんじゃないですか?」と言っていいのです。
もちろん、目上の方ですから、いい方には気をつけましょう。
丁寧に、自分の考えを伝えてください。

苦しい時こそ姿勢を伸ばせ!胸をはれ!

私たち教師も、しっかり頑張りますので、
みんなも「一寸千貫」、
真っ直ぐ天に向かって伸びて行ってほしいと願っています。

共に頑張りましょう!