<校長室の窓> ダライ・ラマ14世から学ぶ
- 公開日
- 2018/11/28
- 更新日
- 2018/11/28
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
本日、名古屋への出張の帰り(夕方)に、
車の中で、ラジオ(NHK)を聞いていましたら、
私が尊敬するダライ・ラマ14世の特集をしていました。
私は、とてもうれしい気持ちになりました。
ダライ・ラマ14世は、「ノーベル平和賞」を受賞された方です。
今日は、この方の言葉を紹介しますね。
どんな大きな流れも、
きっかけは一人の小さな行動から生まれます。
もしあなたが、「自分には大したことなどできない」
と思ってしまったら、
それは、世界にとって、大きな損失となるのです。
何事かに9回失敗したとしても、
それでも、9回の結果を生んだではないか。
他人の何千もの欠点に目をつけるより、
自分の唯一の欠点に気付くほうが、よほど役に立ちます。
自分の欠点なら、わたしたちは自信をもって、
修正できる立場にあるのですから。
自分に親切でなくては、
他人にそうあることはできません。
他人に愛情と優しさを感じ、彼らが幸福で苦しまないことを望むには、
同じことを、まず、自分自身に願わねばなりません。
わたしたち人間には、愛や思いやりを
称えられる能力があります。
このささやかな能力こそ、人間のもっとも大切な天分だと
わたしは思うのです。
思いやりの気持ちは、この世でもっとも重要なものであり、
人間のみが持つことができるものです。
優しい心や温かい心を備えていれば、
幸せで、満ち足りた状態になれる。
そして、友人たちも友好的で、
平和な雰囲気を味わえることでしょう。
これは国籍・文化・宗教に関係なく言えることです。
1年に1度は、
これまであなたが行ったことのない場所に、行くようにしなさい。
あなたが欲しいものを得られないということは、
時として素晴らしい幸運の巡り合わせであることを、
忘れてはいけません。
沈黙は、時として、最高の答えになる、
ということを忘れないように。
あなたが勝利を得ることができなくても、
そこから学んだことまで、捨てる必要はないのです。
幸福は思いやりの心から生まれるものであって、
怒りや憎しみからは、決して生まれることはないのです。
自分のことしか考えない人は、
苦しみのうちに人生を終えます。
誰もが生まれつきの敵であったり、
友であったわけではありません。
「敵」も「友」も、 自分が人々とどう接するかで生まれるのです。
自分にはできないなど考えていたら、
どんなことだろうと
達成することはないでしょう。
自分にはできないという考えこそが、
自分を失敗へ導いてしまうのです。
欲望は、 海水を飲むことに似ています。
飲めば飲むだけ、 喉が渇くのです。
心は、水のようなものです。
嵐で乱れれば、底の泥が浮き上がって水は濁ります。
しかし、水の本質は、汚いものではないのです。
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