学校日記

<校長室の窓> 心のものさし

公開日
2018/11/07
更新日
2018/11/07

校長室の窓(〜2020年度)

保護者の皆様へ

ある会社の機関紙に、
素敵な文章が掲載されていましたので、ご紹介します。
岩手県の男性の投稿です。

週末、朝の恒例となっている
息子とのキャッチボール。
受け止めるボールで成長を感じるとともに、
平日のできごとを聞く数少ないチャンスになっている。

最近は、運動会のリレーを一番楽しみにしていた息子。
しかし、選手になれなかったという。
きっと、「落ち込んでいるだろう…」「悔しいだろう…」
かけるコトバが出ないまま、
ボールだけが息子との間を行ったり来たり。

「でも、まことくんはなれたんだ、
 すごいよね。おうえんしないと!」

息子の言葉に思わず耳を疑った。
この状況で、仲が良い友達の活躍を願うなんて。
しかし、その表情には、1点の曇りもない。

「心のものさしはみんな違う」

小学校の頃、
先生に言われたコトバがふと頭に浮かんだ。
我が子とはいえ、「自分と違う」ことを実感した瞬間だった。
「応援、頑張れよ!」

息子が持つ優しい「心のものさし」の成長を、
ずっと静かに見守っていこうと思った。


いかがでしょうか。
子育ての参考にしていただければ幸いです。
釈迦に説法をお許しください。