<校長室の窓> 人生の方程式
- 公開日
- 2018/11/05
- 更新日
- 2018/11/05
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
以前、私が尊敬する実業家である稲盛和夫氏の
著書『生き方』(サンマーク出版)から、
私がとても気に入った言葉を、このHPで紹介したことがありました。
今日は、その「第2弾」です。
(以下引用)
まず、最初にあげたいのは、「人生の方程式」です。
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」という法則です。
このポイントは、掛(か)け算である点にあります。
たとえば、頭脳明晰で90点の能力を持つ人がいたとします。
しかし、この人がその能力を鼻にかけて努力を怠り、
30点の熱意しか発揮しなかったとすれば、
その積は、2,700点にとどまります。
一方、頭の回転は人並みで60点くらいの能力しかもたない人が、
「オレには才能がないから」と自覚して、
そのぶんを努力でカバーしようと、90点を超えるような、
あふれるほどの熱意をもって仕事に取り組んだとすれば、どうなるか。
その積は、5,400点。
前者の才あって熱なしの人物よりも、
倍の仕事を成し遂げられる計算になります。
さらに、そこに「考え方」の点数が掛け合されます。
この考え方がもっとも重要なのは、
それが方向性を表しているからです。
つまり、考え方には、いい考えもあれば悪い考えもある。
プラスの方向に向かって、もてる熱意や能力を発揮する生き方もあれば、
マイナスの方向へ向けて、その熱意や能力を使う人もいるのです。
したがって、この考え方という要素だけは「マイナス点」も存在し、
熱意や能力の点数が高くても、この考え方がマイナスであったら、
掛け算の答え(人生や仕事の結果)もマイナスになってしまいます。
才能に恵まれた人が情熱を傾けて、
詐偽(さぎ)や窃盗(せっとう)などの犯罪という「仕事」に励んでも、
そもそも考え方がマイナス方向に働いているので、
決して良い結果は得られないということです。
(引用終わり)
人生の方程式という概念は、素晴らしい考え方ですね。
まず、「考え方」が重要なファクターなのですね。
また、「才能がなくても努力でおぎなえる」という考え方も、
とてもいいですね。
※稲盛和夫氏の詳細は、ココをクリックしてください。
※稲盛和夫氏のその他の名言は、ココをクリックしてください。