<校長室の窓> 本当の優しさ
- 公開日
- 2018/10/31
- 更新日
- 2018/10/31
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
中日新聞「ヤングアイズ」の文を紹介しますね。
岡崎市の高校生(16才)が書いた文です。
「優しいしいね」と、私は、よく友達に言われる。
そのたびになんだか胸が苦しく、
「罪悪感(ざいあくかん)」みたいなものを感じる。
本当の優しさというものは、
人に「悪いところは悪い!」と教えてあげることや、
人の見ていないところで「助けてあげる」ことだと、私は思っている。
中学生のころ、言い方はとてもきついが、
とても友達思いで、「悪いことは悪い」と、
はっきり指摘してくれる友達がいた。
その子は、決して人に好かれるタイプではなかった。
しかし、ただ人に甘いだけの「無責任な優しさ」なんかより、
「ずっと優しい!」と、私は感じた。
その人にとって、
将来、「指摘してもらってよかった」と必ず思えることをする。
それが「本当の優しさ」であり、
無責任に甘い優しさは、本当の優しさとは言わない。
このことを頭に入れ、
これからは、「本当に優しい」と
後で思われるような強い人になりたいと思う。
いかがですが。
「本当の友達とは何か」を、考えさせられますね。