<校長室の窓> 中学生で出会っておきたい短歌
- 公開日
- 2018/10/22
- 更新日
- 2018/10/22
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
萩原慎一郎氏(享年32)の『滑走路』という歌集を知っていますか。
「平成以降、最も話題を呼んだ短歌集」
「希望を歌に託した魂の絶唱」
と絶賛され、ベストセラーとなっています。
あの有名な俵万智(たわらまち)さんも、次のように述べています。
ピュアな言葉に思う。短歌は、彼の濾過装置。
自在な表現に思う。短歌は、彼の翼。
真っすぐに心を射抜く短歌が、ここにある。
今日は、先日のNHK『クローズアップ現代+』で、
取り上げられた短歌を紹介しますね。
■いろいろと書いてあるのだ 看護師のあなたの腕はメモ帳なのだ
■きみのため用意されたる滑走路 きみは翼を手にすればいい
■消しゴムが丸くなるごと苦労して きっと優しくなってゆくのだ
■遠くからみてもあなたとわかるのは あなたがあなたしかいないから
■われを待つひとが未来にいることを 願ってともすひとりの部屋を