<校長室の窓> 置かれた場所で咲きなさい
- 公開日
- 2018/10/17
- 更新日
- 2018/10/17
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
私は、渡辺和子さんの言葉が大好きです。
それは、「置かれた場所で咲きなさい」という言葉です。
私にとって、この4月から置かれた場所は、「南城中学校長」です。
私は、南城中学校をさらに良い学校にするために、
残りの教師生活を「全身全霊」をかけて頑張り抜きたいと思っています。
それが、「置かれた場所で咲く」ということだと思います。
皆さんの中には、
生徒会役員に立候補したけれど、なれなかった。
学級委員に立候補したけれど、なれなかった。
部活のキャプテンに立候補したけれど、なれなかった。
という人がいると思います。
立候補したことは、とても尊いことです。
「責任の場」に立とうとしたのですから。
自分の手で、
「学校を良くしよう!」
「クラスを盛り上げよう!」
「部活を強くしよう!」
と立ち上がったのです。
その行為そのものに、とても大きな「価値」があるのです。
ですから、なれなかったからといって、腐(くさ)ってはいけません。
どんな立場であろうとも、今の自分の置かれた立場で、全力を尽くす!
そのことが大切なのです。
皆さんの頑張りを、ちゃんと見ていてくれる人は必ずいます!
大丈夫(だいじょうぶ)ですよ!
肩書(かたが)きによって、人の価値が決まるんじゃない。
置かれた環境の中で、どれだけ努力するかで決まるのです。
渡辺和子さんは、著書の中で、次のようにも言っています。
置かれた場に不平不満を持ち、
他人の出方(でかた)で幸せになったり不幸せになったりしては、
私は環境の奴隷でしかない。
人間と生まれたからには、どんなところに置かれても、
そこで環境の主となり、自分の花を咲かせようと思いました。
人生には、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、
次から次に出てきます。
そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
それでも、どうしても咲けない時もあります。
雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、
そんな時には、無理に咲かなくてもいい。
その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。
次に咲く花がより大きく、美しいものとなるために。
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