<校長室の窓> ネット依存
- 公開日
- 2018/10/10
- 更新日
- 2018/10/10
校長室の窓(〜2020年度)
保護者の皆様へ
「ネット依存(症)」という言葉をご存知でしょうか。
自分の意志でオンラインゲームをやめることができなくなったり、
SNSの書き込みが気になって、
勉強に集中できず、深夜まで読み書きしたり、
動画サイトを見続けて、睡眠不足になったりする子どもは、
既に「ネット依存」かもしれません。
そこで、お子様の「ネット依存傾向」を、
次の質問でチェックしてみて下さい。
この質問は、キンバリー・ヤング博士が開発した
インターネット依存度テストの一部を、子ども向けにしたものです。
もちろん、スマホも含まれます。
お子様の立場になって、○か×でお答えください。
■気がつくと、
思ったより長い時間インターネットをしたことがありますか。
■インターネットをするために、
勉強や睡眠時間を減らすことがありますか。
■友人や家族と過ごすことよりインターネットを選ぶことがありますか。
■インターネットを介して友達をつくることがありますか。
■インターネットをする時間が長いと注意されたことがありますか。
■インターネットに時間をとられて成績が落ちたと感じていますか。
いくつか思い当たる場合は、
「ネット依存」に陥っているかもしれません。
無線LANで簡単にネットにつながるゲーム機や、
携帯音楽プレーヤーなどが普及してきました。
駅やファーストフード店、自販機など、
登録不要・無料で無線LANが利用できる
「ホットスポット」も増えています。
今や、パソコンやスマホ、ケータイがなくても、
タブレットPC・ゲーム機・携帯音楽プレーヤーなどで、
いつでもネットに接続できる環境になっています。
このように、調べ物をしたり、連絡したりするには便利になる一方、
親の目の届かないところで、
子どもがネットに接続できるようにもなってきています。
ネットに接続できる機器を使わせる前に、親と子どもの間で、
「使う時間を決める」
「使う場所を決める」
「夜10時以降は親に預ける」
などのルールを決めるとともに、
そのルールが守られているかを、
しっかりと見守っていく必要があります。
特に、使い始めが大切で、子どもに任せきりにしないで、
親子で相談したルールを、きちんと守らせるという姿勢が必要です。
また、既にネット依存傾向が心配される場合は、できるだけ早く、
医療機関などの専門機関に相談していただくことをお勧めします。
釈迦に説法をお許しください。