学校日記

<校長室の窓> 大阪なおみ選手から学ぶ

公開日
2018/09/10
更新日
2018/09/10

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

大阪なおみ選手が、テニスの全米オープンで優勝したニュースは、
皆さんは、もうテレビ等で見たと思います。

彼女は、昨日(日本時間)、
ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで
行われた女子シングルス「決勝」で、
セリーナ・ウィリアムズ(米国)を、6−2、6−4で破り、
日本人初の四大大会シングルス制覇を果たしました。
たいへんな「快挙」です! 

私は、表彰式のインタビューで、
彼女の「人間性」の素晴らしさに、あらためて深く感銘を受けました。

みんなが彼女(セリーナ)を応援しているとわかっていました。
こんな終わり方になって、すみません。
ただ、試合を見てくれて、ありがとうございました。
(セリーナにおじぎして)プレーをしてくれて、ありがとう!


なんという「純粋な心」の持ち主なのでしょう!
そして、なんという「優しさ」なのでしょう!

大阪なおみ選手は、とても無邪気(むじゃき)で素朴(そぼく)で、
彼女のインタビューのコメントは、とても人気があります。
私も、いつも彼女の試合後のインタビューのコメントを、
とても楽しみにしています。
そのいくつかを紹介しますね。

何ごとも、口に出したほうが、
達成するのは簡単になる。

この大会に優勝しに来た。
まだ止まるわけにはいかないわ。

試合中、感情が“揺れる”ことを
コントロールできたらと思っています。

どんな展開になっても、
“トップまで上りつめる選手は落ち着いているんだな”
と、わかったんです。

成長するには、
どんな状況でも動揺したりせず、
「自分がどうすべきか」を知っている
ということだと思います。

負けたらすごくガッカリするわ。
当然、勝つことは楽しい。
でも、負けたからといって、
世界の終わりではないという思いがあるの。

一番大切なのは、我慢(がまん)。

日本代表で東京オリンピックに出たい。
母は、日本人であることをとても誇りに思っている人で、
私が日本代表になることには、とても大きな意味があるの。

いかがですか。
最近、彼女がよく口にする言葉は、「我慢」です。
準決勝でも、「よく我慢ができた」と言っていました。

保護者の皆様へ

大阪なおみ選手の言葉に、たいへん興味深い言葉がありますので、
ご紹介します。

両親はいつも、勝ち負けを気にすることはないと
言い続けてくれました。
楽しむことが何よりも大事だと教えてくれました。


また、大阪なおみ選手のコーチのサーシャ・バイン氏は、
彼女に「君ならできる!」などと、
いつも彼女に「ポジィティブな言葉」のシャワーを、
浴びせているそうです。

子育ての参考にしていただければ幸いです。
釈迦に説法をお許しください。

※大阪なおみ選手の詳細は、ココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)