学校日記

<校長室の窓> 評価

公開日
2018/06/27
更新日
2018/06/27

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

人は、他人から高く評価されたり、認められたりすると、
それが励(はげ)みとなり、
期待に応えようと、よりいっそう懸命に取り組むようになります。
人間とはそのようなものです。

時に、その評価や期待が大きすぎて、
“自分にそんな力はないのに”
“買いかぶられても困る”と、
負担になることもありますし、
逆に、自分の思っている以上に低く見られて、
不満を感じ、やる気がそがれてしまうこともあります。

このように、とかく他人の評価に左右されるのも、
お互い人間の一面と言えましょう。

残念なことに、私の経験から言って、
「常に正当な評価が得られる」とは限らない
というのが現実です。

しかし、それによって、
自身の取り組みに躊躇(ちゅうちょ)が生じたり、
努力をやめてしまっては、結局、自分が損をします。

ですので、過分な期待を受けても重圧に押しつぶされず、
それに沿うべく全身全霊(ぜんしんぜんれい)を傾ける。
また、低い評価を受けても「投げやり」になるのではなく、
やるべきことに真摯(しんし)に取り組み続ける。


そうしてこそ、真の実力がつき、
周囲の目も変わってくるのと思います。
「過大評価」も「過小評価」も前向きに受け止め、
自らの成長の資としたいものですね!
そして、「自分を見失わない!」
これが、何より大切です。


私が尊敬する相田みつを氏の作品に、
こういう言葉があります。

かんのん讃歌(さんか)

アノネ
かんのんさまが
みていてくれるよ
なにもかも
みんな承知でね
かんのんさまが
みていてくれるよ
いいわけやべんかい
なんかしなくてもね
かんのんさまが
ちゃんとみていて
くれるよ       みつを

© 相田みつを美術館
相田みつを氏の作品の本校HPへの掲載は、
相田みつを美術館から許可をいただいています。

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