学校日記

<校長室の窓> 稲盛和夫氏から学ぶ

公開日
2018/05/16
更新日
2018/05/16

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

今日は、私が心から尊敬する実業家・稲盛和夫(いなもりかずお)氏の
著書『生き方』(サンマーク出版)の中から、
とても印象に残った部分を、紹介しますね。
少し難しいかもしれませんが、頑張って読んでください。

(以下引用)

結局のところ、人生とは、その「今日一日」の積み重ね、
「いま」の連続にほかなりません。

いまこの1秒の集積が1日となり、
その1日の積み重ねが1週間、1か月、1年となって、
気がついたら、
あれほど高く、手の届かないようにみえた山頂に立っていた…。
というのが、私たちの人生のありようなのです。

短兵急(たんぺいきゅう)をめざしても、
まず、「今日一日」を生きないことには、明日は訪れません。
かくありたいと思い描いた地点まで、
一瀉(いっしゃ)千里に行く道などないのです。

千里の道も一歩からで、
どんなに大きな夢も1歩1歩、1日1日の積み重ねの果てに
やっと成就(じょうじゅ)するものです。

そうして、「今日一日」をないがしろにせず、
懸命(けんめい)、真剣に生きていけば、明日は自然に見えてきます。
その明日をまた懸命に生きれば、1週間が見えてくる。
その1週間を懸命に生きれば、1か月が見えてくる…
つまり、ことさら先を見ようとしなくても、
「いま」という瞬間・瞬間に全力を傾注(けいちゅう)して
生きることによって、
そのとき見えなかった未来の姿が、
やがて見えるようになってくるものです。

私自身もまさに、亀のような歩でした。
地味な1日の集積と継続によって、
いつしか会社も大きくなり、私を現在の位置にまで到達させたのです。

ですから、いたずらに明日を煩(わずら)ったり、
将来の見通しを立てることに汲々(きゅうきゅう)とするよりも、
まずは、「今日一日」を充実させることに、力を注いだ方がいい。
それが結局、夢を現実のものとする最善の道なのです。

(引用終わり)

いかがですか。
私は、この文章を読んで、やはり、以前にも皆さんに紹介した
相田みつをさんの「いま ここ」という言葉を思い出しました。
人生は、「いま」という時間と、「ここ」という空間を
一生懸命生きる!ということなんですね!


© 相田みつを美術館
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