<校長室の窓> 加点法
- 公開日
- 2018/04/27
- 更新日
- 2018/09/24
校長室の窓(〜2020年度)
保護者の皆様へ
ある教育誌を読んでいましたら、次のような文を目にしました。
お読みいただけたら、幸いです。
世の中の評価の方法としては、大きく分けると、
「減点法」と「加点法」という二つの方法があります。
減点法とは、「満点」というお手本があり、
できないことを減点していく評価であり、
100点満点のテストなどはそれにあたります。
また、加点法とは、できたものをどんどん加点していく方法で、
上限はありません。
フィギアスケートは、この加点法が取り入れられています。
満点はなく、素晴らしい演技ができれば加点されていく仕組みです。
どんどん挑戦して、「高得点をとりたい」という意欲にも結びつきます。
評価の方法としては、時と場合に応じて両方が必要なのですが、
とりわけ「子育て」に関しては、加点法で育てることが必要です。
できたことを加点、つまり「ほめる」ということです。
加点法による評価は、できていないところを見るのではなく、
できているところを見て評価することです。
できないことを攻撃されるよりも、できたことをほめられると、
子どもたちも楽になるでしょうし、できたことが自信になり、
次への意欲にもつながります。
決して口先だけでなく、心から「ほめる」ことが大事です。
いかがでしょうか。
子育ての参考にしていただければ幸いです。
「釈迦に説法」をお許しください。 校長 堤 泰喜