<校長室の窓> 川内優輝選手から学ぶ
- 公開日
- 2018/04/18
- 更新日
- 2018/09/24
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
4月16日(米マサチューセッツ州ボストン)に、
「市民ランナー」の川内優輝が優勝したボストン・マラソンは、
非常に格式が高く、第1回の開催は、1897年です。
今回が122回目という世界最古の歴史を誇ります。
このボストン・マラソンは、起伏に富む難しいコースで、
タフなコースを制したランナーは「強者」として称賛されます。
日本人で優勝したのは、瀬古利彦以来、実に31年ぶりです。
川内選手は、立派なコーチや立派な設備のある実業団には
所属していない、いわゆる「市民ランナー」です。
埼玉県立春日部高等学校定時制に埼玉県職員として勤務するかたわら、
練習を続けてきました。
とても限られた時間を有効に利用するために、
様々な練習方法を自分で考案して、地道な努力を積み重ねてきました。
彼が優勝したボストン・マラソンのコースが厳しいことは、
先述しましたが、この日は、季節はずれの寒波に襲われ、
スタート時は、気温3.3度。
冷たい風が加わり、体感温度は、0度を下回ったそうです。
多くの選手が、「最悪のコンディションだ…。」と嘆きましたが、
川内選手だけが、「最高のコンディション!」と喜んだそうです。
「速さより強さを示す絶好機!」と思ったそうです。
レース後のインタビューで、川内選手は、
「マラソンは、何が起こるかわからないと証明できた。
僕が勝つと思っていた人は、1人もいなかったと思う。」
と答えました。
最悪のコンディションの中で、自分のベストを出す。
それは、日々の地道な努力があってこそです。
「何が起こるかわからない」
いい言葉ですね!
「えっ!?あの子があの高校に合格したの!」
「すごいね!」
「本当に頑張ったね!」 など、
皆さんも、「地道な努力」を続け、
まわりの人を、あっと驚かせてくださいね。
期待していますよ!
※川内選手の詳細は、ココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)