修学旅行の話をしよう
- 公開日
- 2011/05/25
- 更新日
- 2011/05/25
校長メッセージ
今日3年生のPTA懇談会がありました。その中で、修学旅行の話題となり旅行後のお子さんの感想やら様子を伺うことができました。今回の修学旅行は、東京伊豆方面からの急な行き先変更もあり、生徒の皆さんの反応もとても心配でした。旅行中の様子では、楽しそうに過ごしているようでしたが、帰宅後の様子のお話が聞けてとても良かったです。
お土産の話になった時、確かにお土産を買う場所が少なかったこともありましたが、生徒の感性の違いから、その買い方にも色々あったようで、本当に楽しい話題でした。お土産の数の多少や内容の差の話ではなく、生徒がそれぞれの思いで購入してきてくれたことに対する保護者の皆さんのうれしそうなお顔がとても印象的でした。
初めて船に乗る生徒も多かったようで、貴重な体験だったようでした。バズの乗り物酔いは全く違い、何人かの生徒は本当に苦しそうでした。真剣に下船した後も気分が回復しないようなら、一足先に宿泊地に行ってもらおうかと考えていた程でした。しかし、下船して様子を見ていると、少しずつ回復してきて南京町もジンギスカン食べ放題も大丈夫そうな様子になってきて、ほっとしました。
大阪弁に慣れてしまった生徒もいたようでした。いかがでしょうか。大阪弁も含めて、関西弁ってすごく影響されやすい方言だということはわかっていました。先生が小学生のころ、三重県から引っ越してきた優等生がいました。彼と話しているといつの間にか彼の言葉のイントネーションに自分もなっていることがあり、子ども心に関西の方言って影響されやすい方言なんだと実感していました。
大阪の文化の特色は色々ありますが、「食い倒れ」「お笑い」でしょうか。生徒の皆さんが購入しやすい手頃なお値段の、焼きそば・たこ焼き・お好み焼きなどたくさん食べていましたね。漫才や新喜劇など、普段はテレビで見ているものを生で見られ、結構盛り上がって鑑賞していたようでした。感想はいかがだったのでしょうか
ところで、行きの電車は高蔵寺駅から2両に別れて乗車しました。出発する前に、「優先席に座っていた人いたので、そこはガラスに張ってあるような人が座る席だから、もしそういう人が乗車してみえたら、席を譲ってね。」と近くいた皆さんにはお話しました。しかし、先生も気づきませんでしたが、実は妊婦さんがその席に座ろうとしたら、「皆さんが座ってしまっていたので座れなかった」というお叱りのお電話を学校へ頂いたようでした。教員もその近く居たとのことで「指導されていない」と更にお叱りを受けてしまいました。本当に申し訳ないことをしたと思いました。でも確かに多くの生徒の皆さんが気を遣って、座っていた席をどんどん譲っていく光景があったことは事実です。そこでは、本当にしっかりやっていてくれているなと感心をしていました。旅行から帰ってきた後の「失敗したところもあったけれど、それはこれから頑張って行きましょう。」という実行委員長の話の通り、反省するところはしっかりして、今後に生かして行きましょう。列車に乗ってみえたその女性の方には心よりお詫び申し上げます。
もう終わってしまった修学旅行ですが、3年生はこれからすべてが一つ一つ終わっていくことになります。中学校での部活動の練習も大会も発表会やコンクールもうすぐやってきて、やがて終わっていきます。定期試験も実力試験も体育大会も文化祭もやがて終わっていくのです。来年は、もう中学校を卒業することになるのです。これからの毎日は、つまり卒業式までに迎える毎日は、小さな小さな卒業式かもしれませんね。修学旅行という小さな卒業式を終えた皆さんが新しい目標を決めて頑張ってくれることと、これからの成長ぶりと活躍に期待しています。