文字の書き方の大切さ
- 公開日
- 2011/05/13
- 更新日
- 2011/05/13
校長メッセージ
今日、1年生の数学のテスト返却の様子を見学しました。解答を確認する前に、テストを受ける時の注意がありました。その中で気になった点を2つだけ挙げてみます。
1 テストの問題が示している答え方で解答をすること。これは、「いかに問題を読んでいるか」「何を答えたらよいのか」を落ち着いて確認することが大切だということですね。
2 次の指摘で気になったのは、文字、数字の書き方です。
自分だけでなく、採点する人や他の誰もが読めるように書くことが大切ですね。まず 分数の左付けるマイナスの符号の位置です。写真にも示しましたが、正確に付けるよう に意識しましょう。
次は数学の学習をするのにとても大切な数字の書き方です。中学校になってこの指 導をしていただけることは、大変素晴らしいです。小学校1年生で、数の読みや書き方 の学習をするのですが、もう6年ほど前のことです。小学校低学年用での教科書で使わ れている形では直立に書いているようです。安定感は良いし、美しいのですが、速く書 くことには適していませんね。そこで、日常使う場合、少し傾斜をつけると良いと思い ます。どの程度の角度をつけるかということよりも、字間や傾斜角度や形をそろえ、読 み違えないように、正確に書いてほしいです。
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毎日の生活で、すっかり自分流の文字や数字ができあがってきているようです。いわゆる「くせ字」というものですね。他の数字と区別がつかないような書き方は、早く自分でも修正しておくべきでしょう。
ところで、ここ数年皆さんがテストを受けたり、授業中にノートをとったりしている姿を見て、とても気になることがあります。それは、鉛筆やシャープペンシルなどの持ち方です。
基本的な持ち方は、筆記用具を親指と人差指と中指の3点で支えるのですね。でも、中には、筆記用具を握るように持ったり、親指がすごく前に出たりして持っている人がいます。文字が自分の思い通りに書くことができれば「持ち方なんてどうだって良い」という考えもあるかも知れませんが、文字や数字を速く、美しく書くためには、この持ち方がかなり影響していると思います。
小さい頃は、指の力があまりないために、筆記用具の正しい持ち方ができないこともあるようです。しかし、皆さんの体はどんどん大人に近づいています。もう一度筆記用具の正しい持ち方に挑戦してみませんか。そして、学習の基本の一つでもある「書くこと」を重要視してみませんか。文字が下手なひとは下手でも良いので、丁寧に書くことを心がけたらきっと上手になると思います。そして、きちんと書かれたノートは後で見直しても気持ちが良く、わかりやすいので、さらに効果的ですね。
同時に書くときに体の姿勢にも注意してみましょう。視力の保つことにつながると思いますよ。