本日の全校集会
- 公開日
- 2011/05/09
- 更新日
- 2011/05/09
校長メッセージ
本日の全校集会はソフトテニス部の伝達表彰がありました。その中で、表彰されるテニス部の選手が、名前を呼ばれた後の返事も良かったのですが、それよりもステージに来るまでが半ば駆け足で来てくれて本当に爽やかな光景でした。そう、あの高校野球の甲子園で攻守入れ替わりの時のイメージです。うれしかったです。ありがとう。
さて、本日の全校集会でお話したことを再度紹介しておきます。
1つ目のお話は火事・校内の安全の話でした。昨日自分の実家に立ち寄った時、消防車のサイレンが遠くで鳴り、その内に「パンパン」という音が鳴りだし、煙が遠くにたなびいていました。空気が乾燥して出火しやすくなっているのです。私たちの校区にもたくさんの緑があり、ちょっとした火の不始末がとんでもないことになるのです。火事はすべて無くなってしまいます。自分の家の中でも十分に気をつけてほしいです。もう一つの話で校内の廊下を走る人が多いと言うことです。校長室で仕事をしていると聞こえてくるのです。まるで運動場と間違えているのではないかと思うくらいです。狭い廊下では、人や壁にぶつかることもあります。落ち着いて生活しましょう。
2つ目は挨拶の話でした。3学期の寒い夕方でした。バスト電車で出張に出かけてバス停から学校へ戻ってくる途中で、小学校1年生か、4月から1年生かなという子ども3人から「こんにちは」と挨拶をされました。その素直な挨拶がとても温かい気持ちにさせてくれました。本校の生徒の皆さんは、とても挨拶がよくできます。でも、地域の人にも同じような笑顔と会釈のある挨拶をしているのでしょうか。家族の中はどうでしょうか。「おはよう」「行ってきます」「ありがとう」「ただいま」などなど、家族の中でも出来ると良いですね。全く見ず知らずの先生に掛けてくれた小さな子どもの「こんにちは」。同じように、地域に住んでいる方々に、皆さんがすすんで挨拶をしていけたらいいなと思いました。
3つ目は、4月からの生活も順調に過ごしてきて、ゴールデンウィークが終わった今日。新たな出発の時だということでしたね。11日からは1年生にとっては、中学校生活初めての定期テストが始まります。そんなスタートに際して、一つの詩を読みましたね。
出発の意味
だれかが 実力を試してくれるかも知れぬ
そして 点数をつけてくれるかも知れぬ
それでいい そこから未来へ出発するのだ
自分の足で 一人の実力で 山道を登る
一歩一歩 どんな天景がひらけるのか
苦しんで登ってみなければ わからない
<進もう>と決意するからこそ 道がある
自分の道は 自らの努力でしか歩けない
それを 身をもって確かめるための 出発
花たちは 開く行為によって光に出会える
鳥たちは 飛ぶことによって風と遊べる
人もまた 意欲的に出発する行為によって
それぞれが 本当の<希望>に出会える
「行為の意味」宮澤章二 詩集より
頑張って、行きましょう。