学校日記

9月30日集会

公開日
2019/09/30
更新日
2019/09/30

校長メッセージ

9月30日 集会

先ほど任命式で後期の生徒会や学級などの役員などの認証を行いました。それぞれチームのリーダーとしてよろしくお願いしますね。また、その他の皆さんもフォロワーとしての役割を果たしてくださいね。

今日はチームとその中の一人一人、そして日頃の準備・積み重ねについて、高中生の皆さんと共有しましょう。

丁度、ラグビーワールドカップ日本大会が行われています。このビッグイベントで国内、そして世界で大いに盛り上がっていますね。格別この週末は、ジャパンが優勝候補のアイルランドを破ったことでラグビー熱がさらに高まり、注目が集まっています。
ラグビーはその種目の特徴(両チームで30人もの選手が身体ごとぶつかり合いながら相手陣地を目指して競い合うなど)から、チームやリーダーシップ、相手チームへのリスペクト(ノーサイド)などについてスポットがあたることがよくあります。また、多くのポジション・役割があり、体格が大きくがっちりした人から、小さくすばしこい人まで様々なメンバーで構成されています。さらに日本代表ジャパンのメンバーは、日本人だけでなく、多くの国の人が日本代表として戦っています。

さて、私は皆さんと「チーム高森台中」を合い言葉にしていますが、チームとはどういう人たちの集まりだったでしょうか。再確認しましょう。ただの人の集まりではなく、共通の目標に向かって、みんなで共に高め合っていく人たちのことでしたね。

ラグビー日本代表チームジャパンも「ONE TEAM」を共通の合い言葉・フレーズとしてこのワールドカップに臨んでいます。多くの違いがある人たちでも、同じ目標に向かってそれぞれが役割に応じてできることの最善をつくしてチームに貢献する。チームのメンバー誰もがそれをやり抜いているので、互いに信頼し合い、だからこそ共に勝利を信じて試合に臨むことができている。それが歴史的な勝利という結果にもつながりました。ここに至るまでには、けがやトラブルなど幾度となく苦しく悔しい思いをし、時には上手くまとまらない、考えや主張がぶつかり合うなどのこともあったのではないかと想像しています。でも、互いを認め合い、話し合い・コミュニケーションを重ねる。困っている一人がいるのなら、互いにカバーし合い、そしてさらに切磋琢磨して高め合う。そのようにして取り組んで来たからこその今の日本代表チームジャパンなのではないでしょうか。国の代表として戦う人たちの決意や覚悟や、実際に費やしてきた時間やエネルギーは計り知れないものがありますが、私たちでも、大いに学んでいけることがあると思います。
例えば
1 準備をしっかりする
2 基礎・基本こそ徹底して繰り返す
3 最後まであきらめない
などです。
日本代表をはじめ世界各国の代表選手や監督が、「しっかり準備をしてきました」「準備ができています」という言葉を口にしています。準備とはただ単に練習するということでないことは、皆さん安易に想像できますね。生活の全てをその試合に焦点を合わせていくということです。また、体づくりやコンディションはもちろんのこと、ボールのコントロールや倒れてもすぐに立ち上がる体のコントロールなどの基礎・基本を徹底して繰り返している、だから最後の最後まで決してあきらめることなく最善を尽くしてやり抜くことができる、などのことが報道などからも伝えられています。

高森台中の皆さんは、肝心なここぞという時のために、日頃の準備はできていますか。「準備8割、本番2割」という言葉もあります。肝心なのは日頃の積み重ねです。基礎・基本を徹底して繰り返す。そのようなことがやはり大事になりますね。そうすればチームでも一人一人でもその基礎・基本のレベル・質が高まり、ねばり強く最後まであきらめないでやり抜いていくことができます。
3年生の進路や2年生・1年生の新人戦や発表会、テストや文化祭など、学校の中でもたくさん本番はあります。また、これからの人生・生き方の中でも、たくさんそんな場面が訪れます。ここぞと言うときに最善の力が発揮できるように日頃の準備、すなわち基礎・基本を徹底して繰り返すような努力と行動の積み重ねを大事にしていきましょう。

明日から10月です。2学期も中盤に入ります。高中生全員で、ますます実践、実り+の2学期となるよう取り組んで行きましょう。