学校日記

1学期終業式

公開日
2019/07/19
更新日
2019/07/19

校長メッセージ

1学期終業式 式辞       R1.7.19

はじめに皆さんの様子から。
たくさんの笑顔があること。そして切り替えができていること。とてもよい感じです。

夏の大会・発表会に関することです。
先日までに多く高中生が夏の大会に臨みました。先ほどの表彰のように仲間の頑張りや上位入賞の知らせは、高中全体の励みになりますね。私も各会場で、選手の皆さんが、持てる力を精一杯発揮して躍動する姿や、ねばり強く最後まで諦めずに取り組む様子を拝見しました。下の学年の皆さんの中には、先輩の頑張る姿から、あらためて自分のやる気につなげた人もいることでしょう。大好きなことに熱心に打ち込む姿勢と行動は、きっと受け継がれていくはずです。勝ち上がった皆さん、そしてこの後も発表などを控えている皆さんは、今後も大いに力を発揮して頑張ってください。一方で頑張ったけれど、負けてしまった、上手くいかなかったという皆さんもいますね。でも、どの部もそして誰もが共通しているのは、ここまで努力を積み重ねてきたということです。そこに一番の価値があると私は強く信じています。共通の目標に向かって、励まし合い、時にはぶつかり合ったこともあったでしょう。互いの努力で高め合ってきたことがまず一番素晴らしい。負けて、上手くいかなかったことで学んだことも沢山あったと思います。今後に活かしていきましょう。
                  
さて、令和元年度の1学期が本日で終了します。
これまでに繰り返してお話ししてきたことをもとに全体で端的に振り返りましょう。
1年を通して
「チーム高森台中」
「凡事徹底+(プラス)」
「自分に挑戦」
そして、1学期は「方法を学び、整える1学期」を大事にすることを全校で共有してきました。
3か月半の日々はどうだったでしょうか。スライドで振り返りましょう。
生徒会を中心にチームで学校よくする取り組みです。日常的な挨拶も高中の当たり前ですね。
毎日の朝読書。集中して心落ち着く場面と時間を毎朝共有してきました。
そして毎日の掃除。腰やお尻をあげてみんな使うところはみんなで清掃。
授業では
とにかく1時間を貫いて集中
しっかり顔を上げ、話・説明を聞く 
そして何度も何度も繰り返して練習し合う
その上で、互いに意見を伝え合ったり表現し合ったりしていく
さらに自分に挑戦しながら作業などにもどんどん回転数を上げて没頭していく
などの様子が日常でした。なので高中の様子を見ていただく機会もいつもと同じでした。  
日々の部活動でも、方法を学び整えた方法で、みんなで練習を積み重ねてきました。
こられはどれもが皆さんが過ごした日々の事実です。

このように、全校では、みんなで、チームや当たり前のこと、そして自分に挑戦しながら自らを高めることを意識した「整える1学期」としてくれたと思います。高森台中全体が、これまでと行っていることは同じでも、その質が高まっていることをとても頼もしく受けとめています。
方法を学び整えた後の2学期は、思う存分、実行する2学期、豊かで実り多き2学期としていきましょう。

さて、明日から夏休みに入ります。充実した夏休みに、そして2学期以降に夏休みの日々をつなげて活かすために、高中生全員で二つのことを共有しましょう。

一つ目、
「よい習慣が人をつくる」ということです。
習慣とは、「長い間繰り返し行われていて,そうすることが決まりのようになっている事柄。また,繰り返し行うこと」です。その習慣の中でも、よい習慣は、その人の人格を素晴らしいものとする大きな力になります。
昨年、「みんなで筋肉体操」というものが流行しました。一番流行った台詞は「筋肉は裏切らない」です。たった5分でも正しい方法で続ければ必ず筋肉がつく。だから筋肉は裏切らない、ということです。実は私もほぼ毎日続けています。継続すること、習慣にすることでちゃんと結果につながります、それが裏切らないというフレーズに集約されているのだと想像しています。
毎朝早起きをして涼しい時間帯に10分間縄跳びを行う。あるいは素振り毎日集中して100回する。毎日必ずノート1ページ分の漢字と単語の練習をする。英文を声に出して読んで、書き直してみる。毎日寝る前に20分は静かに読書をする、などです。40日後は、続けて実行した場合と、やろうと思っていてもやらないで40日を過ごしたとでは、大きな差があることはすぐにわかると思います。そして、よい習慣に慣れ、そのよさを実感している人は、その後も別のよい習慣を身につけていくことができます。ある研究によれば、3週間続けられればもう既に習慣になっていて、さらに続けることはそれほどたいへんにはならないとされているからです。
ただし、その逆もあります。悪い習慣は人をだらけさせます。決まった時間に起きない・寝ないで、だらだら過ごす。ゲームやスマホなどを制限なく行ってしまう。食事も食べたり食べなかったり…どんな感じになるのか、簡単に想像できますね。また、自分にとって高すぎる目標や無理な目標では長続きしません。小さな目標、半歩先の目標が大切です。ちょっと努力が必要で、地道に続けられることを決め、取り組んでみましょう。きっちり毎日できるならそれが一番です。でも、ほぼ毎日でよいのです。大事なのは、継続してやり抜くことです。
続けるためのコツ・ヒントを2つ。
一つは、目に見えるようにすることです。例えば記録を付けること。カレンダーなどに印を付けるだけも構いません。その記録の蓄積は自信につながります。使う物を見えるようにしておくのも有効です。
もう一つは、自分で取り組むことをまわりに人に、まわりに分かるようにすることです。自分で宣言したり、壁に目標やできたことを書いて貼ったりするなど、方法はいろいろあります。そんなよい習慣を続けた後のみなさんと出会う2学期をとても楽しみにしています。

二つ目
健康・安全についてです。
「何よりも命が大切」ということです。
当たり前の中の一番の当たり前です。
皆さん、一人一人は誰もがかけがえのない一人です。何か大きく困ることや深く悩むようなこともあるでしょう。そんなきには、一人で抱え込ますに誰でもよいので相談してください。
健康・安全が最優先です。交通安全も含めて充分に気をつけて過ごしてください。

高中生の皆さんと笑顔で2学期の始業式に会えることを楽しみにしています。