2月4日 集会
- 公開日
- 2019/02/04
- 更新日
- 2019/02/04
校長メッセージ
2月4日 集会
2月4日立春、暦の上では春です。
平成30年度最後の集会です。皆さん、体調はいかがでしょうか。今後も健康・安全第一で3学期の日々1日1日を大事にして生活してください。今日の集会はインフルエンザへの対応として放送で行いますので、いつものようにスライドはありませんが、イメージして聞いてください。
今日、全ての高中生の皆さんと共有したいのは、なぜ学ぶのか、どのように学ぶのか、ということについてです。
皆さんは、なぜ学んだり勉強したりするのか、つまり「目的はなんですか」、と問われたら、どう答えますか。「進路や受験のため」、「テストがあるから」そういう考えもありますね。これまでもいろいろな場面でお話ししてきましたので、2・3年生の皆さんは聞いたことがあるかもしれませんが、私は、「自分自身でよりよく生きていくため、まわりの人とよりよく生きていくため」と考えています。自分自身のためでもあるし、でも、まわりのひとのためでもあるという考えです。よりよく生きるとは、夢や希望をもって、その実現を目指しながら、まわりの人と、心豊かに、張り合いを感じながら生き生きと生活していくことです。
では、自分のため、まわりの人とよりよく生きるためにどのように学び勉強すればよいのでしょうか。方法や考え方ですね。2つあります。
ひとつは、学び続けるということです。
中学や高校・大学でだけが学び勉強する時期や場面でしょうか。むしろその後社会に出た後の方が、質も量も学ぶことが必要になってきます。さらに情報化社会の中でめまぐるしく世の中が変化しています。私たちが生きるこれからの時代は、予測困難な時代、そして人生100年時代と言われています。そんな社会・時代でよりよく生きていくために、学び続けるのです。
もうひとつは、自分だけでも、まわりの人とも、学び勉強するということです。
家で予習・復習したり、必要なことを教科書や本、インターネットで調べたりなど、一人でも勉強できます。でも、一人で必要なことを知るだけでなく、いろいろな考え方に触れたり、自分だけでは解決できないことを、いろいろな人たちと一緒に解決したりしていくという、まわりの人と一緒に学び勉強することがとても大切です。今後はますますそれぞれが互いの考えやアイディアを出して説明し合い、まわりの人と一緒に解決方法を見つけ出すなど、まわりの人と一緒に物事に取り組んでいくことが求められるはずです。そのことと同じように学び勉強していくことが大切になります。そしてそのようにして学んだ様々な事をさらに組み合わせてつなげて考えていくのです。
今、お話ししたことは、ひとつの考え方として共有しましたが、学ぶこと勉強することの意味や目的、そして考え方や方法は様々あります。ただし、どのような考え方でも変わらないことがあります。それは、学ぶことや勉強に真正面から向かい合うということ、つまり勉強や学ぶことから逃げないということです。うまくいかないこと、気持ちが乗らないことなどもあるかもしれません。でも決して学ぶことや勉強から背を向けることなく自らのこと、みんなのこととして取り組んでいくのです。それぞれの学年の終盤を迎えようとしている皆さん、そして、格別、中学生として義務教育を終えようとしている3年生の皆さん、この機会に、また、今後につなげる様々な機会に学ぶこと、勉強することについて考えてみてください。
それでは高中生の皆さん、残りの日々を健康に、そして笑顔で過ごして、よいまとめ、準備の3学期としていきましょう。