2学期終業式 式辞
- 公開日
- 2018/12/21
- 更新日
- 2018/12/21
校長メッセージ
平成30年度２学期終業式 式辞
平成30年度の2学期の終業式にあたり、高中生の皆さんと３つ共有しましょう。
１つめ、2学期を振り返りましょう。
2学期の始業式でお話ししたこと、そして、その後も繰り返し皆さんと共有したのは、この２つ、「実践の2学期」「実り＋（プラス）の2学期」でした。
1学期から身につけてきてよく分かった進め方や活動の仕方で、どんどん実践し、さらにスピードや回線数を上げて、豊かで質のよい実りとしていくということでしたね。
スライドを見ながら振り返りましょう。
例えば、体育大会や高森祭では、限られた練習の場面でよいものとするために、みんなで工夫して、そして力を合わせながら何度も繰り返して練習して積み上げていく、質をよくしていく姿がたくさんありました。
部活動や委員会、その他の活動でも、基礎や基本を繰り返すことで、揺るぎない土台をつくり、その上でできるようになったことを大会や練習試合、発表の機会に表現・発揮するなどをしながら、自分たちにできることを増やしたり、中身・質をよくしたりして取り組むことができたのではないでしょうか。
そして、一番大事で一番時間をかけて取り組んだ授業。とてもよい姿、様子がたくさんありました。教科担任の先生と高中生の皆さんとで、真剣かつ、充実した授業の場となるよう、いつもと同じように「こういう学習をするんだ」という見通しをもって、集中して、しっかり繰り返し練習して、意見や考えを互いに伝え合いながらつなげて考えるなど、毎日、毎日、毎時間、毎時間、充実した学習をする様子、姿に溢れていました。
2学期のいろいろな場面で、このような実践、実り＋（プラス）の様子がたくさん見られましたが、上手くいかないこともあったはずです。それが普通です。くよくよしたり、思い悩んだりしたこともあったでしょう。でも、決して諦めないで、小さな目標をいくつも乗り越えながら実践、実行してきて、今日に至っているはずです。格別3年生の皆さんは、自分の進路と正面から向かい合い、本当にねばり強く取り組んできたのでないでしょうか。
このように皆さんが実際に行動して積み重ねてきたことそのものが実りであり、その中身・質の高まりが＋（プラス）なのです。でも、それは一人で自然にできたのではありません。みんなと一緒に、よいものにしようと取り組んできたからこその、実り＋（プラス）ですね。
この2学期の実践、そして実り＋をこれからにつなげていきましょう。
そのための2つめです。1年間という流れ、大きさでとらえて考えましょう。
2学期は、実践の2学期、実り＋（プラス）の2学期でした。それは、方法を学びちゃんと整えてきた1学期があったからこそです。3学期は「まとめと準備の3学期」です。この2学期の実践と実り＋（プラス）をもとに、次の舞台にしっかり備える、準備をするということです。つまり、よかったことをさらによくする、そして、見直すべきは見直をして、次を見定めて準備をする、3学期はそんな学期です。もちろん「凡事徹底＋（プラス）」「チーム高森台中」、そして「自分に挑戦」ついては、平成30年度を貫くものとして、3学期も引き継いでいきます。
一方、平成30年も残り10日ほどとなりました。「平成最後の・・・」というフレーズや見出しを多く目や耳にするようになりました。今年は、いつもの年末年始とちょっと様相が違うところもあるかもしれません。時代の節目をじわじわ実感することが増えてくるでしょう。
そのようなタイミングですが、終わりがあることはとても大切なことです。それは、終わりがあることで、次がはじまり、スタートするからです。継続していく場合でも節目が大事です。大きな節目であるこの2学期末、平成30年の終わりに、何ができたのか、何がよかったのか、何ができなかったのか、何がよくなかったのかなど、しっかり自分を見つめましょう。そして、それらをもとに、これからどうするのかについて、まずは大きな目標を、そしてそこにたどり着くための小さな目標と方法はどうするのかなどを、じっくり考えてみる、つまり、自分への挑戦の仕方をしっかり思い描く、そんな年末・年始としていきましょう。
最後３つめです。とにかく健康・安全です。命が一番大事です。
健康・安全には充分留意して、高中生の皆さん全員が笑顔で新年、3学期を迎えられることを強く期待しています。
充実したよい冬休みの日々にしてください。
