学校日記

2学期終業式 式辞

公開日
2017/12/22
更新日
2017/12/22

校長メッセージ

2学期終業式                H29.12.22 

はじめに、ごく最近耳にした高中生の様子に関することを2つお話します。
1つは毎朝交通安全で見守りをして頂いている方から「高中の生徒は、いつもちゃんとあいさつしていきますよ」というお話を伺いました。
もう1つは、先日の学校保健委員会を終えたあと校長室で、講師の西川絹恵先生から「高中のみんなは、よく話しを聞いてくれました。隣同士で相談するときもすぐにできるし、5つのポイントの話をするときに、全員が鉛筆を持って書き始めた姿に驚きました」と伺いました。私からは褒めて頂いたお礼と、普段からいつも行っていることが表れたのではないでしょうか、と伝えました。

では、高中全員で2学期を振り返りましょう。
始業式でお話ししたことは、この3つでしたね。
1「実践の2学期」「実りの2学期」
2「ねばり強くやり抜く」
3「習慣で継続」「集中で質を高く」「みんなで改善」
整えてきた1学期をもとに、2学期は実践、実りの2学期とする。そのためには、最後まであきらめずにねばり強くやり抜く。あきらめずにやり抜くコツ、方法は、いつもの習慣にして続ける・継続すること、時間の長さだけでなく集中して質を高めて明日もまたやる、そして、上手く行かないことの方が多いから、一人で抱えずにみんなで助け合って改善していくということでした。

3つめの「習慣で継続」「集中で質を高く」「みんなで改善」から振り返りましょう。
これは、方法、コツでしたね。1回だけでは身に付かないことも、いつもの場所で、いつもの場面・時間の当たり前として繰り返せば、習慣になってやり続けられます。そして、時には時間をかけて取り組まなければならないこともありますが、だらだらやらないで、集中して頭や体をフル回転させれば、スピードも上がり、量が増え、質も徐々に上がっていきます。毎日の授業や他の活動でも、スライドのような姿がたくさんありました。実感している人も多いのではないでしょうか。そして、繰り返しになりますが、上手く行かないことの方が多いから、一人で抱えずにみんなで助け合って改善していくということは、例えば合唱コンクールなどで、みんな実感したはずですね。
次に、2つめの「ねばり強くやり抜く」です。困難な場面に出会っても、あきらめないでやり抜くためには、やり抜く力=情熱×努力という式になるように、努力がその鍵を握っていましたね。努力とは行動の積み重ねです。努力を重ねるとよく言いますね。ひとつひとつは薄くて小さくてもそのことをちゃんと積み上げることでこそ、やり抜くことにつながります。そんな姿が2学期の高中にはたくさんありました。
そして、それらの結果が、1つめの実践、実りの2学期に表れたのではないでしょうか。私は、高中全体では、実り多き2学期だったと評価していますが、学年や学級というまとまり、そして、皆さん一人一人にとってはどうだったでしょか。

最後に1年間全体という観点で、3学期とつなげて考えましょう。
2学期は、実践の2学期、実りの2学期でした。それは、ちゃんと整えてきた1学期があったからこそです。では、3学期はどんな学期でしょうか。「まとめと準備の3学期」となります。大きな実りのもと、その実ったものをこれからの糧として、次の舞台にしっかり備える、つまり、よかったことをさらによくする、そして、見直すべきは見直をして、次のステージを見定めて準備をする、3学期はそんな学期です。
今年も残りわずかとなりました。新しい年は全員に同じように平等にやってきます。一人一人の2学期、そしてこの1年のまとめをしっかりして、新しい年の目標をじっくり定めて、3学期を迎えましょう。そして、高中生全員が、健康安全に、そして笑顔で新年、3学期を迎えられることを心より願っています。
以上でお話しを終わります。