学校日記

6月が終わろうとしています

公開日
2009/06/26
更新日
2009/06/26

校長メッセージ

6月が終わろうとしています。
 母袋温泉キャンプ場は大変涼しかったですね。というより、寒い位の時もありましたね。2年生のみなさんが実行委員会をつくり、出来るだけ自分たちで野外学習をやっていこうという姿が実を結び、とても素晴らしい野外学習になったと思います。その後第2回テストがあったりして6月も「あっという間」に過ぎてしまった感じがします。
 先日PTAの方とお話している時に、ずいぶん昔に読んだ詩の話をさせていただこうとしたのですが、とっさのことでうまくお伝えできませんでした。そこで、今回紹介させてもらおうかなと思い、その本から引用させていただきました。

●心のスイッチ    東井 義雄作
人間の目は不思議な目 見ようという心がなかったら 見ていても見えない
人間の耳は不思議な耳 聞こうという心がなかったら 聞いていても聞こえない
同じように先生の話を聞いていても ちっとも聞こえない人がある
ほんとうにそうだと 腹の底まで聞く人もある
同じように学校に来ていても  ちっともえらくならない人がある
毎日ぐんぐんえらくなっていく人もある
今までみんなから つまらない子だと 思われていた子でも
心にスイッチが入ると 急にすばらしい子になる
心のスイッチが 人間をつまらなくもし すばらしくもしていくのだ
電灯のスイッチが 家の中を明るくもし、暗くもするように
              「東井 義雄全集より」

 先日の集会の時に、自分の中にいるもう一人の自分を磨いて、自分をみつめる力を養おうという話をしました。この詩も自分自身を見つめるために必要な行動の仕方を示しているような気がします。第2回テストも終わり、3年生はいよいよ中学校生活最後の大会や発表会を迎えます。2年生や1年生のみなさんも一つの節目を迎えます。学習、スポーツ、文化活動など、様々な場面がありますが、それぞれに自分自身の「心のスイッチ」を切り替えながら頑張っていきましょう。