学校日記

10月31日 集会

公開日
2016/10/31
更新日
2016/10/31

校長メッセージ

10月31日 集会

先週の第39回高森祭、素晴らしい行事でした。
なぜ素晴らしい行事・高森祭になり得たのか、閉会式でも少し触れましたが、今後の日常に活かすために確認し合いましょう。

合唱コンクールの講評で鈴木先生から皆さんに伝えられたお話に次のような言葉がありました。

「練習の途中でいろいろ困難のことがあったけれど、アドバイスや提案を受け入れ、あきらめずにチェレンジしてきたことが、今日の演奏につながったと思います」

この言葉が物語る様子が、2日間に溢れていましたね。

・失敗、努力を積み重ねて取り組んだ成果を精一杯発揮・表現する人がいる
・それをしっかりと真っ正面から受け止められる人がいる
・その場面のために、裏方となって、見えないところで支えてくれる人がいる

これらがあって、高中全体が一体となりました。
楽しみ方を知っている 成功体験がある、そして、良質なよいものを知っている、目指す目標、目標とする姿を知っているというのは、今の高森台中の強みです。
これは他のことにも活かせますね。いや是非、活かしていくべきです。

目標・希望に向かってあきらめずチャレンジする。
そのための一つの方法をみんなで確認しましょう。

1 計画をする・見通しをもつ 
  長期・中期・短期
2 地道の努力する  
  繰り返し・継続
3 状況を確認する
  振り返り テスト 練習試合


1の計画をする・見通しをもつでは、長期は年や学期、中期なら1月や週間、短期は1日や一つの授業でもよいでしょう。こうするぞ、こうしたいな、という見通しをもちます。

2の地道の努力するが、あきめないためのポイントです。上手くいかない、困難だ、やめてしまいたい、ということがあるかもしれません。でも、小さくてもよいので、できることを目標とすることが大切です。
 
こんなグラフがあります。
技能などの発達の仕方についてです。
横軸は、学習量・どれだけ勉強・練習したか、縦軸はそのときの上達度・成果です

人によっても違いますが、学習のはじめはすぐにできること・身につくこともあります。
でもそのうちに、なかなか上手くできないな、伸びないなと感じることが続くことがあります。上達が感じられない時期で高原期と言います。なだらかな高原の様子に似ているからです。プラトーとも言います。
この時期が肝心です。上手くいかない、伸びないな、という時期があるということを知っていることと、ここであきらめないこと、続けること、そうすれば、さらに上達が望めること。このような仕組みを知った上で、ねばり強く努力しましょう。

3の状況を確認することは、毎時間の振り返りや、テスト、練習試合がそれにあたるかもしれません。見直しをして、次はどうするのか、明日はどうするのかをはっきりさせることが大切です。

このようにあきらめないための方法を知って・実践してみましょう。

最後に、これは、あきらめないためでけではありませんが、
「チームも大事、自分も大事」ということです。
決して一人ではない、みんながいる、一人でかかえ込まないで、みんなで取り組むのです。

こんな言葉があります。

「あなただけにしか できないことがある
 あなただけでは  できないことがある」

役割分担しながら、支え合いながら、高中を、そして自分をより良くしていきたいですね。
今日から、教育相談もあります。一人で抱え込まずに、先生や友だち・仲間にちゃんと話を聞いてもらいましょう。

明日から11月。みんなでさらに充実した日々にしていきましょう。