6月27日 集会
- 公開日
- 2016/06/27
- 更新日
- 2016/06/27
校長メッセージ
6月27日 集会
「学ぶ意味、勉強する目的」
先日の第2回テストお疲れさまでした。みなさん、どうでしたか?
どうでしたか?とは、今日から返却されるテスト結果としての点数もあるかもしれませんが、自分自身についてです。
テスト3日目の朝、昇降口を開けるときに、一番に登校したある2年生の高中生とこんな会話をしました。
「調子はどうかな?」
「よくありません。日頃のワークや課題をやっていなかったので…。」
「なるほど、そんな自分が分かったのであれば、次からはやっていけそうだね」
「日頃のことをしっかりやります」
「さしあたって、今日のテスト頑張りましょう」
「はい、頑張ります」
その2年生は、ワークや課題に追われて、テスト前に、じっくり取り組みたかった苦手な部分や、得意なことの勉強にあまり取り組めなかった、と言いたかったのだなと受けとめました。
さて、今日は、ここにいる高中生全員で、「勉強する」「学ぶ」ということについて考えてみましょう。
はじめに次のようなことを頭で考えてみてください。
「いつ勉強しますか(学びますか)」
「どこで勉強しますか(学びますか)」
「何を勉強しますか(学びますか)」
答えは、それほど難しくないかもしれませんね。
では、このように質問されたら、どのように答えますか?
「あなたは、なぜ学ぶのですか」「誰のために勉強するのですか」
30秒各自で考えてみましょう。
(30秒後)
では、近くの人と伝え合ってみましょう。
私は、自分なりにこんな答えをもっています。2つです。
「1 じぶんのために勉強する」
自分がよりよく生きるために、豊かに生きるために学ぶ・勉強するということ、です。
「2 まわりの人のために勉強する」
まわりの人とは身近な人かもしれない、もしかして、地球の裏側の人かもしれません。自分が学んだり勉強したりしたことが、そのような人たちの役になるかもしれない、ということです。
自然や科学を研究して、人の命を救ったり、世の中を便利にしたりすることにつながるかもしれませ。また、絵や文章、歌声が、みんなの幸せな気分にできるかもしれません。
学ぶことや勉強は、自分のためだけではない、ということです。よって、自分のことだから、自分の好き勝手でよいということではない、ということです。
「これ、勉強してもしょうがない」「自分には関係ない」ではなく、
途中で勉強を投げ出さない、諦めたりしない、決して勉強に背を向けないということです。
分からなくても、自分で粘り強く努力をしたり、まわりの人と教え合ったりしながら、みんなで高め合っていく。そんな姿勢が大事だと考えています。だから、普段のいつもの授業や学習をおろそかにしないで、ちゃんと取り組むことが大切なのだと思います。
テストは、終わった後こそが大事だとよく言われますね。自分の学習の状況をよくつかんで振り返りつつ、是非、学ぶ意味や勉強する目的について考えてみてください。そして、これからの一人一人の学習、みんなでの授業に活かしていきましょう。
以上で話を終わります。