学校日記

2月22日 集会

公開日
2016/02/22
更新日
2016/03/03

校長メッセージ

2月22日 集会       

27年度も残すとところ、わずかになりました。格別3年生の皆さんにとっては、登校するのも残り10日となりました。
そのような27年のまとめの時期ですが、高中のみんなで共有・確認し合いたいことが3つあります。

1つ目 「チーム高森台中」についてです。
全校としてどうだったでしょう。
また、チーム3年生、2年生、1年生、そしてそれぞれのクラスや仲間など、どうだったでしょう。
27年度の1学期の始業式に「チーム高森台中」について、次のように伝えました。
 チームというのは、ただの人の集まりではありません。
 目標に向かって、みんなでともに高め合っていく人たちのことです。
 時にはうまくいかないことや、ぶつかり合うこともあるかもしれません。
 でも、みんなのために、チームのために、そして、一人のために、
 相手を思いやり、力を合わせてがんばるチームには、固い絆と真の仲間が生まれます。
 仲間と一緒に挑戦するからこそ、人数分、いや、それ以上の力が発揮され、様々な感動 が生まれます。

また、2学期には「チームも大事、自分も大事」ともお話ししました。
 みんなのために力を発揮するためには、確かな自分が必要です。自分をおろそかにして は、チームに貢献できません。みんなを大事にするとは、自分を鍛え、大事にすること です。

私たちは、多くの人に支えられ、また、知らず知らずに人の力となり、互いに支え合っています。チームや支え合う人がいて、くじけずに頑張っていけますね。
きっと固い絆と真の仲間が生まれたでしょうね。それを大事にしてください。

2つ目です。「心の不安の解決といのち」についてです。
 1つ目の話、自分と支え合う人たちとのことにも関連させて受けとめてください。
「今のあなたの心の状態はどうでしょう?」
・次の進路、将来への希望に溢れている人、逆に心配でたまらない人
・部活動を力一杯頑張ると燃えている人、いつまでたっても上手にならない自分に自信を持てない人
・とにかく楽しくてしょうがない人、何もかも嫌な気分になっている人
・勉強やテストがいやだ、悪口を言われて気持ちが重い
など、それぞれあると思います。
誰にでもあり得ることですが、
「私たちの心は、前向きでいられないときがあります」
そんなときは、いっぱい友だちとしゃべったり、ゆっくり寝てみたり、音楽を聴いたり、体を動かしていっぱい汗をかいてみたりすることで、乗り越えていけることが多くあります。
「それでも、悲しいことやつらいことがたくさん重なると、どうしていいのか わからなくなることもあります」
それは、心が弱いわけでも、怠けているわけでもありません。
心がかぜをひいているのです。これも、誰にでもあり得ることです。からだのかぜと同じようにちゃんと対応すれば解決できます。どうしていいのかわからなくなったときには、遠慮せずに相談しましょう。
「みなさんは、そんなときに誰に相談しますか?」
やっぱり、友だち、仲間でしょうか。心が苦しくてたまらないときに、同世代の友だちに気持ちを打ち明けることが多いはずです。
だから、友だちのSOSには 気付いて、寄り添い、受けとめてあげてください。
どうしていいかわからないときには、家の人、先生、カウンセラーさんなど、信頼できる大人につなげてあげてください。
「こころの不安はひとりで解決する必要がない」のです。
ひとつ全員で復習しましょう。
「命より大切なものはありません。命があればどうにでもなります。未来に向かって歩き出せます」
これは、11月の地域講演会で高中に来ていただいた、フォトグラファー三浦寛行さんの言葉です。
この言葉を、今日、高中生全員で、あらためて心に刻みたいと思います。

3 最後に年度末に向けてです
それぞれの学年、学級、役割、仲間などで、これまで同様、「凡事徹底」で1日1日、ひとつひとつを過ごしていきましょう。それがあってこそ、次につながります。高中生全員の年度末に向けた毎日の過ごし方に期待しています。

以上でお話を終わります。