学校日記

生指連全委員協議会(総会) 報告

公開日
2009/06/05
更新日
2009/06/05

校長室から

 6月4日 総合体育館大会議室で鷹来中学校区生活指導連絡協議会の総会(全委員協議会)が開催されました。
 新会長(鷹来中PTA会長 林 和義 氏)は就任あいさつの中で、学校と地域と家庭のさらなる連携を進めるとともに、地域で子どもたちが活躍できる場面、地域の大人が子どもたちに声をかける機会 などを積極的に設けていこうと提案しました。

 今年度から、一部規約を改正して、生指連組織の再編成を行いました。その概要を紹介します。

○組織の再編成について −機能する生指連を目指して−
 児童生徒の健全育成において、学校と家庭が中心的役割を果たすことは当然である。それを怠って、安易に地域に支援を要請するべきではないという立場から、あえて本会は学校とPTAだけで運営してきた。新教育基本法にも、第10条に「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせる」 とある。しかし、都市化、核家族化、個人主義の浸透、価値の多様化など複雑な問題を抱える現代、地域社会において、学校と家庭(PTA)だけで子どもたちを健全に育成していけるのだろうか。
 生指連が掲げる、下記の目的を達成するためには、地域社会の協力は不可欠である。しかも、多くの地域住民は各小中学校の元PTA会員でもある。したがって、組織に位置づけ、運営面でも協力を依頼すべきであると考える。
<生指連の目的>
  本会は、明るく豊かな社会をつくる青少年の育成に関する諸事項を主体的に協議し、児童生徒の健全育成を図ると共に鷹来中学校区(西山地区を含む)在住の小中学生の非行防止及び生命を保護することを目的とする。
(「鷹来中学校区生活指導連絡協議会規約」より)


 この再編成の提案は、全委員協議会で承認されました。今後も小中学校、家庭、地域が連携し、協力して、この地域の子どもたちの健全育成に取り組んでいきたいと思います。

 総会の後で、前春日井市教育委員会 教育長 松本重雄先生を講師に迎え、「子どもたちの安全安心を第一に —地域の連携はどうあるべきか—」 という演題で教育講演会を開催しました。
 先生の話の中で特に印象に残ったのは、
今の子どもたちは、「してもらう」ことばかりが多く、「させられる」こと、「してあげる」ことの体験が不足している。だから、自分中心のわがままな行動が多く、ガマンすることも耐性も育っていない。他人のために何かをして、感謝されて満足感や充実感を得るという体験をさせてやる必要がある。そのためにも地域はボランティア的な活動の場を提供し、親はそこに子どもを参加させるべきである。
 という部分です。新会長があいさつの中で強調したことと一致します。ぜひ、具体的な活動に結びつくように、生指連の委員の力を借り、家庭や地域に働きかけていきたいと思います。

 本年度も、以下の様な活動を計画していますので、ご協力をお願いします。
 小中一斉安全下校見守り日、鷹来中オープンスクール、あいさつ運動、街頭巡視、吹奏楽演奏会、小中PTAソフトバレー大会