蝉時雨(せみしぐれ)
- 公開日
- 2014/07/16
- 更新日
- 2014/07/16
その他
「蝉時雨」は、多くのセミが一斉に鳴きたてる声を、時雨の降る音に見立てた言葉です。先週から松山小の校庭の木々でも蝉時雨が聞こえるようになりました。大きな声が聞こえるのですが、姿は見えません。鳴き声を聞くだけで暑さが倍増します。そんな蝉の声を聞いて作られた俳句があります。
閑さや 岩にしみ入る 蝉の声(しずけさや いわにしみいる せみのこえ)
江戸時代の俳人・松尾芭蕉が、「奥の細道」紀行で立ち寄った山形県の立石寺で詠んだ句です。学校で大合唱している蝉は、アブラゼミです。芭蕉が耳にした蝉は、ニイニイゼミのようです。写真左がアブラゼミ、右がニイニイゼミです。ウィキペディアよりお借りしました。