学校日記

朝会 その2

公開日
2013/01/17
更新日
2013/01/17

校長メッセージ

 1月17日(木)、朝会で次のような話をしました。

 今日1月17日は、どんな日か知っていますか。今日は、阪神淡路大震災から18年にあたる日です。1995年(平成7年)1月17日午前5時46分に兵庫県を中心に大きな地震が起こり、6000人余りの人が亡くなりました。東日本大震災が起きてから、もうすぐ2年がたちます。どちらの震災も、震災直後の電気・ガス・水道のない生活、その後の避難生活、そして復興に向けての取り組みのなかで、「絆(きずな)」という言葉が大切にされました。人とのつながりを大切にした「絆」という漢字の語源を調べてみました。いろいろな説がありますが、先生がいちばん好きな説を話します。それは、古墳時代の引き綱(ひきつな)がもとになり、力を合わせて大木や重い石のひつぎを引っ張る「きづな」から来たのではないかという説です。みんなで力を合わせて一つの目的をするために使うもの、そこから「絆」ができたと思います。
 もう一つみなさんに考えてほしい字があります。昨年12月にテレビ番組で見た「書」です。女性の書道の先生が、「人」という漢字を三つ並べて書かれたものです。その書について、「人はだれかに支えられ、だれかを支えて生きている」と説明されました。自分一人で生きていくことはできません。また、自分はだれも支えていないという人もいません。みんなで支え合いながら生きているのです。3学期はまとめの学期であるとともに、バトンを渡す準備をする学期だと話しました。クラスのみんなで支え合いながら過ごすのも、残り2か月ほどです。来週の縄跳び集会での「大縄跳び」、2月2日の授業参観での学習発表、午後の「大手のつどい」、クラスの友達と力を合わせて取り組むことがたくさんあります。ぜひとも友達を信じて、みんなが全力を出し合って、いろいろな活動に取り組んでください。