学校日記

お節(おせち)

公開日
2013/01/02
更新日
2013/01/02

学校の窓

 お正月には、お節(おせち)料理を食べることが習慣となっている家庭も多いと思います。このお節は、神様へお供えする料理である「お節供(おせちく)」が短くなった言葉だそうです。昔、お正月になるとそれぞれの家に「年神(としがみ)さま」がやってきて、その年の幸せを守ってくれると考えられ、年神様をもてなして一緒に食べるための料理が「お節料理」です。
 お節料理は保存食でもあり、ふだんは家事に忙しいお母さんたちが、お正月はゆっくりと休めるように、お正月の間ずっとおいしく食べられるように工夫されています。味を中までしみこませて冷たくてもおいしく食べられるようにしたり、酢や味噌に漬けることや甘辛く煮ることで日持ちをよくしたりしています。また、お節料理には、どの食材にもおめでたい意味や由来があり、一つ一つに願いが込められています。
 「えび」は、えびのように腰が曲がるまで長生きできるように。
 「昆布巻き」は、よろこぶことがあるように。
お節料理を食べるときに、どんな由来があるのか家族に人に聞いたり自分で考えたりしてみるのもいいですね。