人権週間のお話
- 公開日
- 2012/12/07
- 更新日
- 2012/12/07
校長メッセージ
12月6日(木)の朝会で、『 人権 』について話しました。
12月4日から10日までは、人権週間です。『人権』というのは、人が人らしく生きることで、思いやりを持って人と接することが人権を大切にすることです。相手の心を傷つけることで先生がいちばんいやなことは、「いじめ」です。今日は、「 いじめ 」 について話します。
人間は、3つの脳を持っているといわれます。「ヘビの脳」と「イヌの脳」と「ヒトの脳」です。ヘビの脳と呼ばれる部分は、人間の脳の一番根っこの部分にあります。この部分は、食べることや呼吸をすることなど、生きていく上で大切なはたらきをする脳です。その上に、イヌの脳と呼ばれる部分があります。ここは、喜んだり悲しんだりといった気持ちを出すはたらきをする脳です。さらに上に、ヒトの脳があります。ここは、考えたり話したりするはたらきをする部分です。
悪口を言われたりいじわるされたりすると、この3つの脳のうち、ある部分が傷つけられます。どこだと思いますか。実は、 『 ヘビの脳 』 なのです。悪口やいじわるをされると、食べたり呼吸をしたりする力が弱くなり、その人の生きようとする気持ちをうばってしまうことになります。人間はいじめられると、体の中に、ウミヘビの毒に近いくらいの強い毒ができるそうです。
反対に、いいことや人の役に立つことをすると、脳には元気で気持ちよく生きられる薬ができるそうです。
人の脳を攻撃するいじめは、絶対にしてはいけません。そして、いじめに負けない強い心を持ってください。いじめを見たら絶対に許さず、いじめられている人を助けてください。