学校日記

7月20日 1学期終業式

公開日
2012/07/20
更新日
2012/09/02

校長メッセージ

 7月20日(金)、1学期の終業式を行いました。式の中で、次のように子どもたちに話しました。

 4月の始業式から100日が過ぎ、今日で1学期が終わります。みなさんにとって、どんな1学期でしたか。はじめに、みなさんに5つの質問をします。「できたな」と思う人は、静かに手をあげてください。
 最初の質問です。「朝ごはんを、毎朝食べてきた人」
 2つめです。「先生やおうちの人・友達に呼ばれたときに、いい返事ができた人」
 3つめです。「毎日、外での遊びや運動がしっかりできた人」
 4つめです。「笑顔で、友達と仲良くできた人」
 最後の質問です。「先生の話や友達の発表をしっかりと聞くことができた人」
 始業式に『楽しい学校 あいうえお』の話をしました。たくさんの人が手をあげることができたということは、毎日を楽しく過ごして、よくがんばることができた1学期だったということです。今日は、お家の人と一緒に、この後に渡される「あゆみ」を見ながら、いろいろなことを振り返る日です。しっかり振り返ると、これからやるべきことがわかってくると思います。そんなことがわかったら、明日の夏休みの最初の日からがんばることです。
 さて、4月から今日までいろいろなことがありました。私のいちばん記憶に残っていることは、5月21日の「金環日食」です。名古屋では、932年ぶりのことでした。自然の力の大きさと不思議さをとても感じました。心に残っていることは、7月27日から始まるロンドンオリンピックに出場するためにがんばってきた人たちの言葉です。オリンピック出場をめざして努力してきた人たちはたくさんいますが、その目標を実現できた人はほんの少しです。そして目標を実現できたほとんどの人たちが、「夢は望むものでなくかなえるもの。夢をあきらめなければ、必ずかなうもの」と言っていました。悲しいこともいくつかありました。学校への登校途中に交通事故で亡くなった人がいたこと、そして「いじめ」による事件です。
 明日から夏休みが始まります。3つのお願いをします。
 1.時間がたっぷりあるので、夏休みにしかできないことを実行したり続けたりしてください。
 2.ロンドンオリンピックなどいろいろなことにがんばっている人の姿をしっかりと見て、みなさんも大きな夢を持ってください。
 3.自分と人との違いを認めて、人に優しくしてください。ぜったいに「いじめ」はいけません。
 最後にうれしい話を紹介します。先日、校区に住んでいる人が学校に来て、是非校長先生に話したいことがあると言われました。その方は、町内会の仕事で、暑い中公園の植木を切って片付けていました。その様子をしばらく見ていた女の子が、声をかけて手伝いを始めてくれました。暑い中で仕事をしていた気持ちが、急にすっきりとしたそうです。そして、親や先生が見ているわけでもなく、だれにもほめてもらえませんが、手助けをしてもらったその方は、その心がとってもうれしかったと言われました。みなさん、よい夏休みにするのは、みなさん一人一人です。大きく成長したみなさんと、出校日や9月3日に元気に会えることを楽しみにしています。