学校日記

1月16日 朝会

公開日
2012/01/17
更新日
2012/01/17

校長メッセージ

 16日(月)の朝会では、始業式の話の続きで、次のようなことを話しました。
『おはようございます。3学期が始まって10日が過ぎました。どうですか?ただ、半分は休みだったので、まだ調子が出ていない人もいるかな。近くの学校では、インフルエンザがはやりだしたそうです。大手小でも注意が必要です。しっかり手洗いをすること、そして、「せきエチケット」気をつけてくださいね。
 今日は、久しぶりに宇宙の話です。始業式の時に、また話をしますと言ったことです。覚えていますか?そうですね、5月21日の朝にある「金環日食」のことです。このあたりで前に見ることができたのは、今年のNHK大河ドラマの平清盛が生まれる38年前の西暦1080年。つまり、今から932年前なのです。
 5月21日の朝に天気がよければ、こんなふうに輪になった太陽を3分間見ることができます。これは、太陽のちょうど前に月がきて、太陽がかくされるからなのです。この写真のように欠けた太陽になります。これを「日食」といいます。宇宙での位置関係はこんな感じです。今回は、月が太陽の前にちょうど入って、輪になった太陽を見ることができます。これを「金環日食」といいます。このあたりでは、6時半頃から始まり、こんな感じのリング状になった太陽を7時半頃に見ることができます。これは日本中で見ることができるわけでなく、こんな所だけで見ることができます。楽しみです。
 ところで、日食の中でも、完全に太陽がかくされてしまうものを「皆既日食」といい、3年前の21年7月22日に九州の南の島々だけで見ることができました。春日井でも、かなり欠けました。見ましたか?
 実は、皆既日食を見たくて奄美大島へ弾丸ツアーで行ってきました。残念ながら、薄曇りで完璧なコロナを見ることはできませんでした。こんな感じです。ただ、太陽が完全に欠けたとき、あたりが夜のように暗くなり、それまで鳴いていたセミが静かになり、なぜか強い風が吹き、とても不思議な体験をしました。次回は2035年9月2日に北陸から関東で見ることができます。
 最後に、太陽の光はとても強いので、直接見ることは絶対していけません。一番いいのは、太陽観測専用の「日食メガネ」などを使うことです。このことは、また春になったらお話ししますね。』
 なお、5月21日の「金環日食」については、次のサイトなどをご覧ください。
国立天文台 http://naojcamp.mtk.nao.ac.jp/phenomena/20120521/
名古屋市科学館 http://www.ncsm.city.nagoya.jp/study/astro/astro_news/2012_0521.html
アストロアーツ http://www.astroarts.co.jp/special/20120521solar_eclipse/
日食ナビ http://eclipse-navi.com/20120521/index.html