学校日記

修了式です!

公開日
2013/03/22
更新日
2013/03/22

校長メッセージ

 3月22日(金)修了式を行いました。はじめに各学年代表児童が校長先生から修了証を受け取りました。次に5年生代表2名が意見発表を行いました。校長先生の式辞の後、みんなで校歌を歌いました。修了式の後は「お別れ式」を行いました。4月からの校区変更に伴い、不二小学校へ行く児童とのお別れ式です。児童会長のあいさつの後、不二小学校へ行く代表児童が言葉を述べました。学校がかわっても今まで培った友情はかわりありません。これからもみんなで仲よくがんばりましょう。
 校長先生の式辞の一部を紹介します。
 今週の火曜日、卒業式がありました。とてもすばらしい卒業式でした。卒業生の態度はもちろん立派でしたが、式に参加した4年生・5年生の態度がとてもすばらしかったです。6年生が卒業した今、5年生のみなさんが西藤の最上級生です。みなさんならきっとしっかり活躍してくれると信じています。
 さて、きょうは「人を信じることのすばらしさ」第2弾です。今日のお話は東日本大震災のすぐ後に起きた出来事です。東日本は震災で電気が止まりました。水道も止まりました。物を買いたくても開いているお店がありませんでした。ある人が買いたい物があって一生懸命お店を探していたら、1件だけ開いているコンビニがありました。でも電気が止まっているのでお店の中は真っ暗です。おそるおそる店の中に入りました。
「すみません。きょうはお店はやっていますか」
 すると店員さんが
「はい、やっていますよ。どうぞお入りください」
 その人はお店の中に入り、買いたい物をかごに入れてレジに持っていきました。すると店員さんがこう言いました。
「きょうは停電で電気が止まっているのでレジが使えません。今度この店に来るときでいいので、バーコードのところだけ切り取って持ってきてくれますか。お支払いはそのときでけっこうです。きょうはどうぞこのままお持ちください」
 その人はとてもびっくりしました。停電でレジの機械が使えないから、 商品だけ先に持ち帰ってくださいというのです。バーコードだけを切り取って今度お店に来るときにお金を支払ってくれればいいと。
 その人は驚くとともに、お店に対して感謝の気持ちが止まらなかったそうです。こんな状況の中で、お客さんのためにお店を開いてくれるだけでもすごいことなのに、お客さんを信じて商品だけを先に渡してくれるなんて。
 先生はこの話を聞いて、人を信じるってすばらしいと思いました。お客さんを信じるお店、その信頼に応えてちゃんと約束通り支払いに来るお客さん。日本って本当にすばらしい国ですね。
 さて、まもなく平成24年度が終わります。先生たちは西藤のみなさんを信じて指導してきました。みなさんも先生たちの信頼に応えて本当によく頑張りました。そして大きく成長しました。
 さあ、4月からはみんな1つ上の学年に進級します。それだけみんなは1つお兄さん、お姉さんになるということです。1年生の人は今まで一番下の学年でしたが、今度はみなさんの下に新しい1年生が入学してきます。みんながお兄さん、お姉さんになるのです。自分がお兄さん、お姉さんになるのだという自覚を持って春休みを過ごしてください。
 始業式は4月9日です。少し大人になったみなさんにお会いするのを楽しみにしています。