学校日記

朝会−校長先生のお話

公開日
2013/11/12
更新日
2013/11/12

校長メッセージ

 朝会での校長先生のお話です。

 きょうは11月12日。秋も深まってきました。秋はいろいろなことに集中してじっくり取り組めるときです。読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋。みなさんもじっくりいろいろなことに取り組みましょう。
 さて、先生はスポーツが大好きです。特に好きなのが野球です。きょうは野球の話をします。
 先週の日曜日、プロ野球「日本シリーズ」が終わりました。結果は4勝3敗で東北楽天が巨人を破って優勝。日本一に輝きました。
 シリーズが始まる前の予想は、巨人が強いだろうと言われていました。巨人の方が力のある選手がそろっていて、とても強いと思われていたからです。ところがふたを開けてみると、楽天が3勝2敗と先に日本一に王手をかけました。
 しかも、次の試合は地元仙台。投げるピッチャーは絶対的エースの田中将大投手です。このときはだれもがこのまま楽天が勝つだろうと思いました。ところが、なんと巨人が絶対的エースの田中投手を打ち崩してこの試合に勝ちました。ここでどちらのチームも3勝3敗。次の試合に勝った方が日本一です。この段階でほとんどの人はあの田中投手を打ち崩したのだから次の試合も巨人が勝つだろうと思いました。
 ところが、最後の試合に勝ったのは東北楽天。ねばりに粘った末、この試合に勝って日本一に輝きました。
 先生は日本シリーズを見ていて思ったことがあります。
 それは「絶対にあきらめてはいけない」ということです。楽天は、エースの田中投手が打たれても決してあきらめることなく、強い巨人に立ち向かいました。巨人も一度も負けたことのない田中投手を相手にあきらめることなく闘い、勝利をおさめました。
 どちらのチームも本当に素晴らしかったと思います。
 さて、みなさんもいろいろなことがうまくできずに、あきらめてしまうことがあると思います。
 算数の問題が全然わからない。どうせぼくにはできないとあきらめる。
 鉄棒の逆上がり、何回やってもできない。どうせ私にはできないとあきらめる。
 友だちとけんかした。どうせあやまったって許してくれないとあきらめる。
 あきらめたらもうそこでおしまいです。何だってやってみなければわかりません。
 自分を信じて、最後まであきらめることなくねばり強くやってみてください。
 西藤のみなさんならきっと大丈夫。最後は必ずうまくいきます。先生はそう信じています。