子どもの毛染めに警鐘
- 公開日
- 2007/07/27
- 更新日
- 2007/07/27
校長メッセージ
「子どもの毛染めに警鐘(弱い頭皮、炎症やショック症状の恐れ)」
6月・7月と別の商業紙(新聞)に、同じような内容で、子どもの毛染めに伴う危険性を紹介する記事が掲載されていました。主な内容は以下の通りです。
「子どもの髪の毛を『かわいいから…』『自分の染毛剤が余ったから…』『子どもにせがまれて…』と軽い気持ちで染めてしまう親が増加しているが、染毛剤に含まれる化学物質の一部には、まだ頭皮が弱い子どもにとっては皮膚炎やショック症状などのトラブルを引き起こす危険性がある。かぶれて頭皮から浸透液が出たり、よく振らずに脱色剤を使って皮膚にけがをしたり、中には通院する子どもたちもいる。染毛剤は、主に脱色剤と、脱色と化学染料の浸透を同時に行う酸化染毛剤に分けられる。脱色剤に含まれる過酸化水素は皮膚や目に刺激が強く、酸化染毛剤に入っているパラフェニレンジアミンはぜんそくや腎臓障害、アナフィラキシー(急性アレルギー反応)を発生させる可能性もあるという。いずれも初回は問題なくても、繰り返し使うことでかぶれなどのアレルギー症状が出ることがあり、症状が出れば以降はずっとアレルギー体質が続く恐れがある。子どもは皮膚が弱く、免疫機能が完成されていないため、大人よりも肌のトラブルが起きる危険性が高い。毛染めは化学物質を使うので、正しい知識が必要である。親が染めてやれば、子どもも安易に自分で染め続けることになる。」
保護者の皆様、このようなトラブルを避けるためにも「危険性がある以上、安易に子どもの毛染めを行わない」という意識をもってください。しかるべき事情があって行わなくてはならない場合は、専門医の指導を受けることも大切だと思います。