2学期終業式です!
- 公開日
- 2011/12/22
- 更新日
- 2011/12/22
校長メッセージ
12月22日、本日、第2学期終業式を行いました。代表児童の意見発表の後、校長先生の話を聞きました。最後にみんなで校歌を元気よく歌いました。校長先生の式辞の一部を紹介します。
この2学期、大きな行事がたくさんありました。野外学習、運動会、社会見学、修学旅行、西藤フェスティバルなど。先生は、そのどれもみなさんが力を合わせて、立派にやってくれたと大変喜んでいます。
行事もそうですが、何より大切なのは、毎日の学校生活です。特に授業。みなさん、どうですか。集中して授業に取り組めましたか。積極的に手を上げて発表できましたか。お友だちの意見や考えをしっかり聞くことができましたか。授業だけではありませんね。給食、掃除、係活動など、一つ一つをしっかりがんばること、その積み重ねがみなさんを大きく成長させます。
先生は、みなさん一人一人が精一杯がんばる姿を見せてくれたこと、お友だち同士助け合い、協力し合う姿を見せてくれたことを、とてもうれしく思っています。
さあ、2学期が終わって冬休みに入ります。冬休みを迎えるにあたってみなさんに2つお願いがあります。
1つめ。それは「家族の一員としてしっかりお手伝いをやりましょう」ということです。年末年始には、家庭の中で取り組むいろいろな行事があります。みなさんは家族の一員として、ぜひいろいろな仕事のお手伝いをしてください。
小学5年生の太郎くんの話をします。太郎くんの家では、先週の日曜日、障子の張り替えをしました。障子の張り替えとは、穴が開いてしまったり、汚れてしまった障子紙を新しい障子紙ととりかえる作業のことです。ですから障子を張り替えるにはまず今までの古い紙をはがさなければなりません。
太郎くんは、いきなりびりびりと紙を破りはじめました。するとそれを見ていたおばあちゃんが「そんなやり方じゃあとがたいへんよ」と言いました。
おばあちゃんはどうしたかというと、たっぷり水を含ませた布きれを用意してきて、障子の骨を軽く叩き、十分に湿らせていきました。するとどうでしょう。古い紙はちょっと引っ張っただけで、するすると簡単にはがれていきました。しかも障子の骨には糊の跡もほとんど残っていません。
太郎くんは「おばあちゃんはすごいな」と感心しました。ただ力まかせにするのではなく、知恵を使うことで古い紙が簡単にはがせたし、次に新しい紙もきれいに貼れるんだということをおばあちゃんから学びました。
年末年始には、いろいろな行事や伝統があります。その中には昔から伝わるいろいろな知恵が詰まっています。大掃除の手伝い、料理の準備や片付け、植木の世話、何でもけっこうです。ぜひ、家族の一員としてお手伝いをしてください。そしていろいろな知恵を学んでください。
2つめのお願いです。それは「健康で安全な冬休みを過ごしましょう」ということです。冬休みはクリスマスとかお正月とか楽しいことがいっぱいあります。でも、ほんの少しの気の緩みが大きな事故につながることがあります。
特に「交通事故」に気をつけてください。みなさん、子どもの交通事故で一番多いのは何か知っていますか。子どもの交通事故で一番多いのは「道路への飛び出し」です。絶対に道路に飛び出さないでください。必ず一度止まって、右・左を見て安全を確認してから道路を渡ってください。それから自転車に乗るときもルールを守って安全に気をつけて乗ってください。必ずヘルメットをかぶって事故に遭わないようにしましょう。また自転車に乗っていて歩いている人にぶつからないように十分注意をして乗ってください。
最後に、健康には十分気をつけて。ケガをしたり病気にならないように注意をしましょう。いつも言っていることを言います。命は何ものにも代えられないこの世で一番大切なものです。
3学期の始業式に、全員そろって元気な姿を見せてくれることを待っています。