６月７日（月）、朝会を行いました。校長先生の話の一部を紹介します。
　６月に入りました。今から１３０年ほど前の６月、アメリカで後に「奇跡の人」と呼ばれた女性が生まれています。その人の名は「ヘレン・ケラー」。１歳のときに重病にかかり、視力と聴力と話す力を失いました。サリバン先生という優れた教師に出会い、人の何十倍も何百倍も苦労をして勉強を重ね、ついに念願だったハーバード大学への入学を果たしました。彼女はその一生を世界中の障がいを持つ人々のために捧げたといわれています。
　「障がいは不便です。でも不幸ではありません。人間にはいろいろな試練があります。その試練を克服するただ１つのもの、それは信念です。私が明るい希望を得られたのは、周りの人々が固い信念をもって私を救ってくれたからです。」
　これは彼女が残した言葉です。今月は読書週間があります。世界には偉人といわれる人がたくさんいます。興味のある人は、そういう人々の物語を手にとって読んでみましょう。