学校日記

2学期始業式

公開日
2009/09/01
更新日
2009/09/01

校長メッセージ

 始業式では、次のようなことを話しました。始業式後、新しい先生の紹介、陸上大会の表彰、代表児童の報告と続きました。
『おはようございます。長かったはずの夏休みは、あっという間に終わってしまいました。1学期の終業式に「健康で安全な夏休みを過ごそう」とみなさんと約束をしました。今日、こうやって元気なみんなと会うことができて、たいへんうれしいです。
 今日からは、1年の中で一番いろいろなことができる2学期が始まります。2学期には、大きな行事がたくさんありますが、落ち着いて学習に取り組むこともできる学期でもあります。この2学期をすばらしいものにするには、みんなが小さな努力を続けていくこと、みんなの力をあわせていくことがポイントです。1人の力は、わずかでも、その力が合わさったときには、何倍もの力になったり、感動を呼ぶものになったりします。
 そんなときに、こころがけてほしいことがあります。それは、1学期の時にも少し言いましたが、「いいとこみつけ」です。友だちのいいところ、つまりがんばりをみつけていくことです。そんな気持ちで見ていくと、いっぱい見つかります。教えてくださいね。みなさんの小さながんばりの積み重ねですばらしい2学期になることを願っています。
 ところで、夏休みは、どうでしたか。楽しかったこと、感動したこと、がんばったことなど、いろいろあると思います。ぜひ、早いうちに友だちや先生に話してくださいね。
 私の心に残っているのは2つ、「日食」と「地震」のことです。地震は、最初に小さなカタカタと小さな揺れがあって、その後に大きな揺れがきます。8月11日の朝のあの地震、はっきりとした小さな揺れに、これはいけないと飛び起きました。幸い、この地域では被害が出るような揺れでなかったのですが、まだまだ東海地震に対する備えが十分ではないと気づかされました。
 そして、7月22日の日食、みなさん見ましたか?実は、皆既日食を見ようと奄美大島へ弾丸ツアーで行ってきました。残念ながら、薄曇りで完璧なコロナを見ることはできませんでしたが、太陽が完全に欠けたとき、あたりが夜のように暗くなり、それまで鳴いていたセミが静かになり、なぜか強い風が吹き、たいへん不思議な体験をしました。そして、太陽の光が1点戻ってきたとき、晴れならダイヤモンドリングが見られたはずですが、たった1点の光で、いつもの明るさ・暑さが戻って、太陽のすごさにあらためてびっくりしました。きれいな写真は雲のため撮ることはできませんでしたが、雲の下から撮ったものを校長室前とホームページで見ることができるようにしますので、見てくださいね。
 最後に、心配な新型インフルエンザのお話です。この後、クラスでもお話がありますが、みなさんにお願いしたい4つのことがあります。1「毎日、朝と夜に体温をはかり、熱があったら無理をしないで、早めにお医者さんに行くこと」2「手洗いとうがいをしっかりと!学校に来たら・給食前・放課後・清掃後に」3「しっかり睡眠と食事を」4「咳エチケット」みんなでこの4つを守って、注意をしていきましょう。
 さあ、2学期は1学期以上に、みんなで「こころ」をあわせて「みらい」にむけて、一緒に取り組みましょう。でも、元気な体がなければ、何もできません。一番大切なのは「いのち」です。先生たちも、お家の人たちも、こうしたみんなのがんばりを応援していきます。お話を終わります。』
*雲の下から撮った日食の写真(左:皆既中のコロナ、右:ダイヤモンドリングの瞬間)を画像処理をして載せました。